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手作り石鹸の着色方法!色付けについて押さえておきたいことは?

手作り石鹸の色は、どのようにしてつければいいのでしょうか。手作り石鹸は自分でデザインを自由に決めることができ、色も好きなようにつけることが可能です。手作り石鹸の着色方法はたくさんあり、方法によって特徴は大きく異なっています。よって、それぞれの特徴を押さえて石鹸の着色方法を選ぶようにしましょう。

今回は手作り石鹸の色の付け方について説明します。特に押さえておきたいことをピックアップして紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

手作り石鹸の着色方法!色付けについて押さえておきたいことは?

手作り石鹸の着色素材

手作り石鹸を作るときは、自由に色を付けて楽しむことができます。手作り石鹸はデザインもすべて自分で考えることができるので、着色をどのようにおこなうかはとても重要なことです。ここでは、手作り石鹸の着色素材としては、どのようなものがあるのか確認しておきましょう。

原料別

手作り石鹸の着色素材としては、さまざまな原料があります。たとえば、鉱物色材や天然色材など多種多様です。また、手作り石鹸の着色素材としては食用色素を利用することもできます。工夫次第でさまざまなものを着色素材として活用できるので、いろいろなアレンジが楽しめます。なお、素材によっては同時に香りづけができる場合もあります。

用途別

手作り石鹸の着色素材は、用途別に分けることも可能です。たとえば、コールドプロセス製法で作る石鹸向けの着色素材があります。また、グリセリンソープなどを使用する際のクリアな色を生かすための着色素材もあります。用途に合わせて着色素材を選ぶことにより、石鹸の良さを最大限に生かせるようになります。

手作り石鹸の鉱物色材

手作り石鹸の鉱物敷材とは、具体的にどのようなものなのでしょうか。鉱物色材は化粧品にも使われているもので、生活の中でもなじみは深いといえます。ここでは、手作り石鹸に使用できる鉱物敷材についてチェックしてみましょう。

カララント

カララントは発色がよく、少量でもしっかりと色をつけられます。褐色してしまう心配がないため、石鹸の色付けに使っても、きれいな色を保つことが可能です。さまざまな色があるため、好みに合わせて好きな色を選べます。

マイカ

マイカは花こう岩や雲母片岩からとれる鉱物です。マイカはもともと真っ白ですが、そこに天然の素材で色をつけて販売されています。特にカラーパウダーを使えば、微妙な色を自分で調合することも可能です。

手作り石鹸の天然色材・食用色素

手作り石鹸の色付けにおいては、天然色材もさまざまなものを使用できます。身近なものを色付けに使用することができるので、気軽に用意しやすいのが魅力です。ただし、天然色材の中には色褪せや変色しやすいものもあるため注意も必要ではあります。ここでは、手作り石鹸の天然色材や食用色素について紹介します。

クレイ

手作り石鹸の色付けにおいては、クレイを使用することもできます。クレイとは粘土のことで、さまざまな鉱物を含んでいます。パックやヘアケアにも多く取り入れられているため、美容にこだわる人にも人気が高いです。色を付けつつ、スクラブ効果も期待できるので、石鹸の色を付けるための色素としてもよく使われています。

植物染料

手作り石鹸の色を付けるための材料としては、さまざまな植物も使用できます。たとえば、紫根、紫芋、にんじんなどさまざまな食材を使用可能です。天然の植物を使用するので、体への影響も心配しなくていいのが嬉しいポイントです。家にあるもので簡単に色付けができるというのもメリットだといえるでしょう。ただし、中には植物の汁などが肌に触れるとかぶれてしまう人もいるので、相性を確認しながら選ぶことも大切です。

お茶やコーヒーなど

手作り石鹸の色を付けるためには、お茶やコーヒーを使うこともできます。自然な色味を出すことができるので、ナチュラルな石鹸を作りたい人におすすめです。ハーブやココアなども色付けに使用できるので、好みに合わせて選んでみるとよいでしょう。

スパイス

手作り石鹸の色を付ける方法としては、スパイスもあります。スパイスは香りづけを目的として使われることが多いですが、色も同時につけることが可能です。スパイスで香りをつけるときは色まで考慮すると、デザインも素敵な石鹸に仕上げることができるでしょう。他にはないオリジナルの石鹸を作りたい人にもとてもおすすめです。

食用色素

石鹸の着色では、食用色素の使用もおすすめです。食用色素は発色が綺麗であるため、はっきりとした色を出したいときに重宝します。口に入っても問題ないものであるため、食用色素なら安心して好きな色を選べますね。

着色料の形状別の使い方

石鹸に色を付けるための着色料は、形状によって使い方がことなります。そのため、石鹸の色付けにおいては、形状別の使い方を押さえておく必要があります。ここでは、石鹸の色付けにおいて、着色料の形状別の使い方を説明します。ポイントを押さえて、上手に石鹸の色味を調整できるようにしましょう。

パウダー

パウダーで石鹸に色を付ける場合は、オイルに溶かして使うようにしましょう。そうすることで、石鹸全体に色がきれいにつきます。色をきれいにつけるためには1回で色を決めようと思わず、少量から調整していくのが重要なポイントです。誤って一度に大量のパウダーを入れてしまうことがないように気を付けましょう。少しずつ加えてよく混ぜることで、ダマになってしまうのを防ぐことができます。

ジェルやリキッド

ジェルやリキッドの場合は、一滴ずつ入れられるので、全体の色を見ながら少しずつ入れていってOKです。パウダーよりも調整しやすいので、最初のうちはジェルやリキッドを選んだほうが安心できます。ただし、ジェルやリキッドを使用するとしても、調子に乗って一気に加えてしまうと色がつき過ぎてしまう恐れがあります。ジェルやリキッドを使用する場合も、少量ずつ加えていくことを忘れないようにしましょう。

手作り石鹸の色付けを工夫しよう

手作り石鹸の色付けを工夫しよう

手作り石鹸では、色付けも重要な要素のひとつです。せっかく石鹸を自分の手で作るのであれば、色付けも工夫することでオリジナリティあふれる石鹸にすることができます。手作り石鹸に使用できる着色料はたくさんあるので、状況や好みに合わせて好きなものを選びましょう。着色料として使えるものの中には、家にある身近なものもあります。手作り石鹸の色付けは特別に着色料をそろえなくても、気軽に楽しむことが可能です。アイデアを出せば今回紹介したもの以外にも使用できるので、ぜひいろいろと工夫してみてください。

なお、石鹸の素材によっては色づけ作業がいらいないものもあります。たとえば、色付きの石鹸素地を使う場合です。もともと好きな色がついているものを選べば、色味を調整してつける必要がないのでとても簡単です。より気軽に石鹸作りを楽しみたい場合は色付きの素材を選んでみるのもよいでしょう。自分で色をつける場合も、着色料の性質をきちんと理解しておけば、簡単に着色することが可能です。どのタイプの着色料を使用する場合も入れ過ぎると後戻りができないので、少量ずつ加えていくことが重要なポイントとなります。手作り石鹸の色付けを工夫して、オリジナルの石鹸作りを楽しんでみてください。