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赤ちゃんとのコミュニケーションはどうする?接し方について解説

赤ちゃんと接するときは、どのようにしてコミュニケーションをとったらいいのでしょうか。産まれたての赤ちゃんはまだ体の成長が始まったばかりなので、さまざまな部分に気を付けて接していかなければなりません。赤ちゃんと触れ合うなら基本的な接し方を押さえておくことはとても重要です。

今回は、赤ちゃんとのコミュニケーションのしかたについて解説します。赤ちゃんとの有意義なコミュニケーションのために、ぜひ役立ててみてください。

赤ちゃんとのコミュニケーションはどうする?接し方について解説

赤ちゃんとの接し方は?

赤ちゃんと接するときは、どのような点に気を付けたらいいのでしょうか。赤ちゃんは成長している途中なので、さまざまな部分に気を使う必要があります。ここでは、赤ちゃんとの接し方の基本について押さえておきましょう。

新生児の体の状態

産まれて間もない新生児の赤ちゃんは、まだ不安定な状態です。特に、首と腰が据わっていないため、赤ちゃんに接するときはしっかりと支えてあげることが大切になります。また、手足も反射で動いており、自分の意思で自由に動いているわけでないことも押さえておきましょう。なお、生まれたばかりの頃はまだ視界は悪く、まわりの様子をしっかりと見ることができていません。そのため、小さな赤ちゃんは目よりも耳から情報をキャッチしています。

新生児とのスキンシップ

スキンシップは、 新生児の成長を促すのに高い効果があります。そのため、赤ちゃんにはたくさん話しかけてあげるようにしましょう。そのようにして、たっぷり愛情をかけることが重要です。ただし、スキンシップをとり過ぎて新生児の体を無理に動かすことがないように注意しましょう。支えながらやさしく動かすようにすると、赤ちゃんと安全に接することができます。

スキンシップの方法

では、赤ちゃんとスキンシップをとるときは、具体的にどのような方法を取ればいいのでしょうか。基本的に特別なことをする必要はありません。自然なスキンシップを意識して、こまめにたくさん赤ちゃんとのスキンシップができるようにするとよいでしょう。

「おはよう」「おやすみ」などのあいさつ

赤ちゃんとのスキンシップの基本は、挨拶です。「おはよう」「おやすみ」などの声掛けをし、赤ちゃんと接する機会をもちましょう。赤ちゃんはあいさつの意味を理解できるわけではないですが、あいさつは赤ちゃんと触れ合うきっかけとして大きな意味をもちます。あいさつは朝や夜など決まった時間帯におこなうので、赤ちゃんとのスキンシップを習慣化するのにもぴったりです。

日常会話

赤ちゃんとスキンシップをとる場合も、日常会話をとり入れてOKです。もちろん赤ちゃんは大人の話を理解できるわけではありませんが、さりげない大人の声やしぐさは赤ちゃんにとって重要な刺激となります。小さな赤ちゃんのうちからたくさん話しかけて、成長をしっかり促してあげましょう。なお、赤ちゃんに話しかけるときはポジティブな言葉を使い、笑顔で話せるように心がけることも大切です。

抱っこ

赤ちゃんとスキンシップをとる方法としては、抱っこもおすすめです。体がしっかりと触れ合うため、赤ちゃんも強い安心感を得られます。慣れないうちは座った状態で抱っこするようにすると、大人も心配なく赤ちゃんとスキンシップをとれます。  

反射で遊ぶ

小さな赤ちゃんのうちは、体がさまざまな反射により動きます。そのため、そういった反射を利用して赤ちゃんの体を刺激してみるとよいでしょう。かわいらしい動きをする反射も多いので大人が自然と笑顔になり、赤ちゃんもうれしそうな表情を見せてくれます。

月齢別の赤ちゃんとの遊び方

赤ちゃんは生まれた後の数カ月でどんどん成長していきます。そのため、月齢に合った赤ちゃんとの遊び方をするようにすると、より効果的にスキンシップがとれるでしょう。ここでは、月齢別の赤ちゃんとの遊び方を紹介します。

1カ月

産まれたばかりの赤ちゃんは、まだまわりの状況をよく把握できません。目よりも耳からのほうが情報を得やすいので、積極的に声をかけるようにしましょう。そのようにして不快感を取り除くことが大切です。

1~2カ月

産まれてから1カ月くらいしたら顔を近づけるようにしてコミュニケーションをとりましょう。赤ちゃんとの関係をしっかり築くために重要な時期となります。

3~4カ月

3~4カ月の頃になったら、音を使った遊び方をするのがおすすめです。たとえば、歌を歌ったりガラガラを使ったりして、さまざまなメロディやリズムを楽しんでみてください。

5~6カ月

5~6カ月くらいになったら、赤ちゃんの想像力を高めるような遊び方をしましょう。「いないいないばあ」をしたり物を隠して見せたりして、興味や関心を育てるようにするのがポイントです。

7カ月~

7カ月目以降は、赤ちゃんの興味の幅をさらに広げていくことが重要となります。たとえば、手遊びのバリエーションを増やしたり、かくれんぼをしたりするなど、さまざまな遊び方が考えられます。

サイレントベビーとは?

赤ちゃんのなかには、「サイレントベビー」とよばれる状態になっている子もいます。サイレントベビーとは無表情だったりあまり泣かなかったりする、物静かな赤ちゃんをさしています。赤ちゃんがこのような状態になるのはなぜなのでしょうか。ここでは、赤ちゃんがサイレントベビーになる原因と対策の方法について紹介します。

サイレントベビーになる原因

赤ちゃんがサイレントベビーになるのは感情が未発達になっているためです。赤ちゃんのことを放置気味になっていたりコミュニケーション不足していたりすると、起きやすくなります。つまりサイレントベビーの原因は愛情不足です。サイレントベビーにならないようにするには、普段からしっかりと赤ちゃんに愛情を注ぐことが重要になります。

スキンシップを増やすことが大切!

赤ちゃんがサイレントベビーになるのを防ぐには、スキンシップを増やすことが大切です。赤ちゃんはスキンシップを通して安心感を得ます。そして、さまざまな感情を発達させていくのです。忙しいと赤ちゃんに構っている時間が少なくなってしまいがちですが、赤ちゃんとのスキンシップは成長のために必要不可欠な要素です。そのため、少し無理をしてでも時間を確保し、赤ちゃんとしっかりスキンシップをとれるようにしましょう。

赤ちゃんと接し方に気を付けよう!

赤ちゃんと接し方に気を付けよう!

赤ちゃんと接するときはさまざまなところに注意する必要があります。とはいえ、赤ちゃんは大人とのコミュニケーションを通じて、大きく成長していきます。そのため、赤ちゃんとのコミュニケーションは積極的にとることがとても重要です。赤ちゃんの特性を押さえて、月齢に合ったスキンシップなどをおこなっていきましょう。赤ちゃんと接する機会があまりにも少なくなってしまうと、赤ちゃんの心の成長に支障が出ることもあります。そのため、しっかり交流することは赤ちゃんの成長にとって必要不可欠だといえます。赤ちゃんはまだ何も分からないとはいえ、大人の言動からさまざまな刺激を受けているのは事実です。赤ちゃんとの接し方を押さえ、しっかりとコミュニケーションをとるようにしましょう。そのようにすれば、赤ちゃんも健やかにしっかりと成長していくことができます。