DIYリフォームのメリット・デメリットは?成功のポイントを紹介
記事更新日:2023年8月21日DIYでは好みの家具を作るだけでなく、部屋全体をリフォームすることも可能です。DIYリフォームをすれば自分好みの住空間を自由に作り上げることができます。ただし、DIYリフォームをするということは、家そのものを加工することでもあります。誤った知識で家の基礎などに損害を与えないよう、十分注意しなければなりません。
今回は、DIYリフォームのメリットやデメリットともに、成功のポイントやおすすめのDIYリフォーム方法について紹介します。

目次

DIYリフォームの基礎知識

DIYリフォームとは、具体的にはどのようなものなのでしょうか。DIYリフォームを行う前に、そのメリットとデメリットについて確認しておきましょう。
DIYリフォームのメリット
DIYリフォームのメリットは、費用が材料費のみで済むところです。費用が安くなる分、より品質の高い材料を選ぶことも可能になります。そうすれば、デザインの幅も広げることができるでしょう。さらに、契約上の制限は何もないため、イメージや施工法についても自由に決められます。
DIYリフォームのデメリット
DIYリフォームのデメリットは、リスクが大きいところです。たとえば、クローゼットを新しくしようと作業を進めるなかで、柱の傾きなどに気付いた場合は、それを自分で修繕するのは困難です。素人が下手に手を出すと、家全体に大きな損傷を与えてしまうかもしれません。DIYの途中から業者に依頼するとなると、余計な手間や費用がかかることになります。 また、リフォームが順調に進んだとしても、自分のイメージ通りの仕上がりになるとは限りません。気をつけていても、いつの間にか材料の断面が曲がってしまったり、完成間際でサイズが合わないことに気付いたりすることも無いとは言えないでしょう。
DIYリフォームを成功させるポイント
DIYリフォームを成功させるためには、いくつかポイントがあります。DIYリフォームで気をつけたいことについて説明します。
DIYキットを活用する
最近では、DIY初心者向けのDIYキットが販売されています。DIYのためには電動ドリルなど専門的な工具を揃える必要があるため、どれを買ったらいいか考えるだけでも一苦労します。しかし、DIYキットを1つ購入すれば、DIYに必要な工具や道具が一通り揃うためとても便利です。
事前にイメージを具体化させる
DIYリフォームを成功させるためには、あらかじめ自分のイメージをしっかり具体化しておくことが大切です。色や質感、大きさなど、できる限り細かく決めるようにしてください。できれば、具体的なイメージを図や絵で表すようにするとなおよいです。漠然としたイメージのままDIYをはじめてしまうと、途中でうまくいかなくなったり、想像とは違うものができあがったりする可能性が高くなります。
採寸は細かく丁寧にする
使う材料を揃える前に、部屋の隅々まで細かく採寸を行いましょう。家は築年数に限らず、必ず歪みがあります。この原因は、住む人の生活のしかたや環境による影響などさまざまです。そのため、同じ部屋のなかでも測る場所によって、床から天井までの高さが異なることがあります。何かを新しくする部分は、すべて入念に採寸を行うことで、DIYによる失敗を最小限に抑えることができます。
構造をしっかり調べる
採寸とともに重要なのが、家の構造をしっかり把握することです。たとえば、壁と天井の間にある「回り縁」の材質を確認しましょう。この部分の素材は、プラスチックか木でできていることが多いです。プラスチックなら釘を打つことはできませんが、木なら釘を打って板壁や棚を取り付けることもできます。また、壁と床の間の「幅木」にも注目してみてください。板壁を取り付けたい場合は、幅木が邪魔になります。幅木は取り外せることもありますが、取り外しができないときは板壁のうしろに幅木と同じ厚みの板を当てる必要があります。
DIYリフォームおすすめ ~壁編~
はじめてのDIYで、いきなり大掛かりなリフォームをするのは不安だと感じる人が多いかもしれません。しかし、DIYリフォームで壁の印象を変えるのは意外と簡単です。
壁紙を変える
DIY専用の壁紙シールを使用すると、いまの壁紙をはがさずに上から好みの壁紙を貼ることができます。専用のはがし液を使えば、壁紙シールだけをきれいにはがすことも可能です。これなら賃貸マンションでも気軽にDIYができます。壁紙シールには布地のものもあれば、本物そっくりの凹凸がある木目調のものもあります。好みに合わせていろいろなアレンジが楽しめるのも魅力です。
壁の一部を変える
全体の壁紙を変えなくても、壁の一部の印象を変えるだけで部屋のイメージは大きく変化します。ウォールステッカーをワンポイントとして貼るだけでも部屋の印象が引き締まります。壁の一部にタイルを貼ったり、腰壁として色のついた木材などを敷き詰めてみたりしても素敵です。
ペイントする
条件に問題が無ければ、壁に直接ペイントを施すという手もあります。手間や時間がかかりますが、オリジナリティの高いDIYリフォームを楽しむことができます。壁紙をすべてはがしたら、のりが残っていないかチェックして、なるべく凹凸をなくすのがきれいに仕上げるためのポイントです。隙間を見つけたら補修用パテを使用してきれいに埋めましょう。釘の部分にはさび止めを塗ってさびを予防してください。ペンキには色の種類のほかに、「つや消し」といった質感の違いを楽しめる種類のものもあります。完成後のイメージに合わせてペンキを選びましょう。
自分で壁を自由に作る
壁に加工を施すのが難しいという場合は、新たに壁を作るという方法もあります。たとえば、細長い木材とブラケットという材料を使う方法です。ブラケットを細長い木材の両側にはめて天井と床に固定すれば、そこに壁に見立てた板を貼り付けることができます。こうすれば、釘を売ったり、ペイントしたりしても、もとの壁を傷つける心配がありません。
DIYリフォームのおすすめ ~床編~
DIYリフォームでは、床の加工も割と簡単に行うことが可能です。壁と同様、床を変えるだけでも部屋全体の印象を大きく変えることができます。
フロアシートを使う
床のDIYリフォームで簡単なのは、フロアシートを使用することです。フロアシートなら、部屋のサイズに合わせて床に敷くだけでDIYが完了です。接着剤も使用しないため、気軽に部屋の雰囲気を変えることができます。汚れたら取り替えることもできるため、とても気軽に挑戦できます。
クッションフロアを敷く
クッションフロアは、大きなシート状の塩化ビニル系素材でできた床材です。クッション性があるのが特徴で、防音機能あるものや、衝撃吸収力が高いものも存在します。水濡れにも強いため、キッチンや洗面所のDIYリフォームにはぴったりです。
タイルを敷く
自由にDIYリフォームができる環境であれば、床をはがしてタイルを敷くというのもおすすめです。カラフルなタイルを組み合わせれば、オリジナルの素敵な床に変身させることができます。
DIYリフォームで家作りを楽しもう

DIYリフォームを行えば、家のなかを自分好みの素敵な環境に変えることができます。とくに、壁や床は面積が広いため、そこを変えるだけで部屋全体の印象をガラリと変化させることができます。DIYリフォームでは、元の状態に復元できる手法も多くあるため、賃貸物件でもいろいろなアレンジが楽しめます。簡単な方法から、家のDIYリフォームをはじめてみませんか。
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