ヨガとストレッチの違いについて | 通信教育・通信講座のSARAスクールジャパン資格講座
現在位置
通信教育・通信講座SARAトップ > 美容・健康・ボディケアの資格取得講座一覧 > ヨガ資格取得講座 > ヨガとストレッチの違いって?効果ややり方をチェック

ヨガとストレッチの違いって?効果ややり方をチェック

ヨガとストレッチは、どちらも体をほぐす高い効果が期待できます。そのため、ヨガとストレッチは同じようなものだと思っている人も多いのではないでしょうか。とはいえ、ヨガとストレッチには明確な違いがあります。ヨガやストレッチに取り組むのであれば、それぞれの違いをしっかりと把握しておいた方がよいでしょう。

ヨガとストレッチには具体的にどのような違いがあるのでしょうか。今回はヨガとストレッチの違いについて紹介します。

ヨガとストレッチの違いって?効果ややり方をチェック

ヨガとストレッチ

ヨガとストレッチには、どういった違いがあるのでしょうか。ヨガとストレッチの位置づけについてそれぞれ考えてみましょう。

緊張を解きほぐして柔軟性を高める点では同じ

ヨガとストレッチは、緊張を解きほぐしたり柔軟性を高めたりするという点では同じです。ヨガのなかにも体を伸ばしてストレッチさせるポーズはたくさんあります。

効果ややり方に違いがある

ヨガとストレッチは似ていますが、詳しい効果ややり方にはいろいろと違いがあります。ヨガとストレッチのどちらに取り組む場合でも、それぞれの違いをしっかりと把握しておいたほうが、効果が出るやり方を効率的にマスターすることができるでしょう。

取り組み方の違い

ヨガとストレッチの違いは、どのような部分にあるのでしょうか。ここでは、ヨガとストレッチの取り組み方の違いについて、比べながらしっかりと把握していきましょう。

呼吸法

ヨガとストレッチでは、呼吸法に違いがあります。ヨガでは、呼吸法がとても大切です。呼吸を滑らかに続けられるかどうかが、ヨガの効果にも大きくつながります。一方、ストレッチにおいても呼吸法は大切ですが、ストレッチの場合は体に力がかかるときに息を吐くのが基本です。流れを意識するというよりも、体の状態に合わせて呼吸する必要があります。

目的

ヨガとストレッチには、そもそも違った目的があります。ヨガは心と体をつなげることを目的としており、瞑想の効果を得ることを目指しています。それに対してストレッチは筋肉をほぐして肉体へしっかりとアプローチするのがゴールです。ヨガは心に対する働きかけを重視しているのに対し、ストレッチは体作りに重きを置いています。

心身に対する働きかけの違い

ヨガとストレッチは心身に対する働きかけ方も異なります。ヨガやストレッチに取り組むときは、どのようにして心身に働きかけがおこなわれているのかをしっかりと把握することが大切です。ヨガとストレッチによる心身への働きかけ方の違いをしっかりとおさえておきましょう。

ヨガの効果

ヨガは、呼吸を使い瞑想をおこなうことでさまざまな効果を発揮していきます。心身のバランスを安定させることで、免疫力の向上やリラックス効果などをもたらします。ヨガにはさまざまな種類があるため、自分の求める理想に応じてそれらを組み合わせることが可能です。

ストレッチの効果

ストレッチは、肉体を伸ばすことで体のバランスを整えていきます。それにより、体を柔らかくする柔軟効果や血行促進などの効果を得ることができます。また、筋肉をしっかりとほぐすことでけがの予防にもつなげることも可能です。運動の前に入念なストレッチが推奨されているのはこのためです。

ヨガとストレッチの使い分け方

ヨガとストレッチは、どちらをどのような場面でおこなえばいいのでしょうか。それぞれの特徴をおさえて選ぶことができれば、より高い効果を得ることも可能です。ヨガとストレッチの使い分け方を覚えておきましょう。

目的に合わせて選ぶ

ヨガとストレッチのどちらをおこなうか決めるときは、目的に合わせて選ぶことが大切です。たとえば、メンタル面にアプローチしたいときはヨガ、肉体にダイレクトに働き掛けたいときはストレッチを選ぶとよいでしょう。そのときの気分や状況に応じて適切な方を選ぶようにしてみましょう。

ライフスタイルに合わせて選ぶ

ヨガとストレッチにはそれぞれ違いがあるため、ライフスタイルに合わせて選ぶというのも効果的です。ゆったりと時間を使って体を整えたいと思うならヨガ、短時間で筋肉をほぐしたいと考えているならストレッチがおすすめです。

効果で選ぶ

ヨガとストレッチのそれぞれで得られる効果は、どちらも違います。そのため、効果を考えて自分が求めている方を選ぶとよいでしょう。便秘や冷え性などの体の症状を解消したいというときは、ヨガがとても効果的です。また、体をいたわる効果のみを求めるならストレッチを選ぶとよいでしょう。

ストレッチ効果の高いヨガポーズ

ヨガとストレッチにはそれぞれ違った効果があります。とはいえ、ヨガの中にはストレッチ効果の高いポーズもあります。「ヨガもしたいけど、ストレッチの効果も感じたい」という場合は、ストレッチ効果の高いポーズを積極的に取り入れると、ヨガとストレッチの「いいとこどり」ができます。ここでは、ストレッチ効果の高いヨガのポーズをいくつか紹介します。

仰向けの英雄のポーズ

仰向けの英雄のポーズは、太ももの前側の筋肉をストレッチするポーズです。また、みぞおちのまわりも緩めることができます。腰痛のある人やストレスがたまりやすい人におすすめです。このポーズは正座の状態から始めます。正座のした足の間にお尻を沈めて、つま先を真後ろに向けるようにしましょう。そうしたら、息を吐きながら上体を後ろに倒していきます。肩肘や背中を完全に床につけるのが理想ですが、難しい人はできる範囲の角度でストップして構いません。そして、腕を頭の上にあげて深い呼吸を繰り返しましょう。

かんぬきのポーズ

かんぬきのポーズをとると、普段は伸ばす機会が少ないわき腹や肋骨などをストレッチすることができます。かんぬきのポーズをとるときは床に膝立ちになり、そのまま片方の脚を横に伸ばしてつま先も伸ばします。反伸ばした足と反対側の膝が一直線になるようにして、脚を伸ばしていない側の腕を真上に上げます。そして、息を吸いながら背筋を伸ばして上半身を上に引き上げるようにイメージします。次に息を吐きながらお尻を引き締めて足を延ばしている側に向かって弧を描くように体を倒します。呼吸を何回か繰り返したら上体をもとに戻して、反対側のポーズへうつります。

スキのポーズ

スキのポーズをとると、首の後ろから腰にかけてしっかりとストレッチすることができます。寝る前におこなうと、熟睡に導いてくれるポーズです。まずは仰向けの姿勢になって手のひらを床につけましょう。そして、息をゆっくりと吸いながら脚を天井に伸ばします。手で床を押し上げるようにし、おい尻を持ち上げつつつま先を頭の向こうへもっていきます。背中の後ろに腕を伸ばして、肩甲骨を引き寄せるようにして手を組みましょう。このポーズを保って5回呼吸をします。

ヨガとストレッチにはいろいろな違いがある

ヨガとストレッチにはいろいろな違いがある

ヨガとストレッチは一見似ていますが、それぞれにはまったく異なる特徴があります。せっかくヨガやストレッチに取り組むのであれば、それぞれの違いをしっかりとおさえておいたほうがよいでしょう。それぞれの特徴をおさえておけば、ヨガやストレッチによる効果を高めることができます。ヨガやストレッチには高い効果があるので、特徴をおさえながら取り組んでいきましょう。