7号食ダイエットとは？やり方と回復期やメリットと注意点

マクロビのリセット食とは？

マクロビのリセット食とは、マクロビオティックの理念に基づいた食事法の一部で、特に身体のデトックスと体質改善を目的とした食事プログラムです。
リセット食は、シンプルで自然の食材を使った食事を中心に据え、現代の食生活で摂取しがちな加工食品や添加物を排除することを目指します。

この食事法は、健康的な生活を取り戻すための重要な手段として広く認識されています。

リセット食の基本的な構成は、玄米や野菜、発酵食品を中心としたシンプルな食事です。
これにより、消化器官を休め、体内の老廃物を効果的に排出することが期待できます。

特に「7号食」という形式が注目されており、これは特定の期間にわたり玄米を主食とすることで体のデトックスを図る方法です。
リセット食は、心身のバランスを整え、自然な健康を取り戻すための有効な手段です。

マクロビ食事法の背景

マクロビオティックの食事法は、単なるダイエット法や健康法ではなく、深い哲学と歴史に基づいています。
ここでは、マクロビオティックの創始者の理念と歴史、そしてその基本原則について詳しく解説していきます。

創始者の理念と歴史

マクロビオティックは、20世紀初頭に日本人の桜沢如一（さくらざわ よいち）によって提唱されました。
彼は、東洋の伝統的な医療と哲学に基づき、食事が人間の健康に与える影響を強調しました。

桜沢の理念は、食事が身体だけでなく、精神や心の健康にも深く影響を与えるというものです。

マクロビオティックの発展

桜沢は、玄米や全粒穀物、野菜、海藻、豆類など、自然のままの食材を中心に食事を構成することを推奨しました。
彼の教えは、食材の陰陽バランスを考慮し、季節や地域に応じた食材を選ぶことの重要性を説きました。
これにより、身体の自然なバランスを保ち、健康を維持することができると考えました。

桜沢の理念は、日本国内だけでなく、海外にも広まっています。
特に、アメリカやヨーロッパでは、自然食運動の一環としてマクロビオティックが受け入れられ、多くの人々の健康とライフスタイルに大きな影響を与えました。
現在でも、マクロビオティックは健康志向の人々に支持され続けています。

食事法の基本原則

マクロビオティックの食事法は、自然食品を中心にバランスの取れた食事を摂ることを基本としています。
ここでは、その基本原則について詳しく解説します。

自然食品の選択

マクロビオティックでは、加工食品や添加物を避け、できるだけ自然のままの食材を選びます。
これにより、体に不要な化学物質の摂取を抑え、健康を維持できます。

自然食品の選択は、身体に優しいだけでなく、食材本来の味を楽しめるため、食の喜びも増します。

食材の陰陽バランス

マクロビオティックのもう一つの重要な原則は、食材の陰陽バランスを考慮することです。
陰陽のバランスをとることで、体内のエネルギーが調和し、健康が維持されると考えられています。

例えば、陰性の食材としては果物や葉物野菜があり、陽性の食材としては根菜や塩が挙げられます。
これらをバランスよく摂取することで、身体の調和が保たれます。

季節と地域に応じた食材選び

季節や地域に応じた食材を選ぶこともマクロビオティックの基本原則の一つです。
季節の食材は、その時期に必要な栄養素を多く含んでおり、体調を整えるのに役立ちます。

また、地元の食材を選ぶことで、新鮮で栄養価の高い食事を摂ることができ、地元の経済にも貢献できます。

段階的なダイエットのアプローチ

段階的なダイエットのアプローチは、急激に食生活を変えるのではなく、徐々に身体と心を新しい食習慣に適応させる方法です。
これにより、無理なく健康的な体重管理と体質改善が可能になります。

マクロビオティックの理念を基にしたこのアプローチでは、各段階で具体的な目標と方法が設定されており、バランスの取れた食事を通じて持続可能な健康を目指します。

食事の段階分けの意義

食事を段階的に分けることの意義は、身体に無理なく新しい食習慣に適応させることにあります。
急激な変化はストレスとなり、長続きしない可能性が高いため、段階的に進めることで持続可能な食生活を実現します。

初期段階: 準備期間

初期段階では、加工食品や添加物を少しずつ減らし、自然食品を増やすことを目標とします。
この期間は体を新しい食習慣に慣らすための重要なステップです。

目的
体をリセットするための準備

方法
玄米、野菜、海藻、豆類などを積極的に摂取し、バランスの取れた食事を心がける

この段階では、食事のバランスを見直し、食材選びに注意を払うことが重要です。
例えば、白米を玄米に変え、野菜を多く取り入れることで、消化器官をリセットしやすくなります。

中期段階: 本格的な実践

体が新しい食習慣に慣れてきたら、本格的にマクロビオティックの食事法を実践します。
この段階では、食材の陰陽バランスを考慮し、季節や地域に応じた食材を選びます。

目的
身体のバランスを整え、健康を維持する

方法
食材の陰陽バランスを考慮し、自然食品を中心にした食事を継続する

具体的には、食事のバリエーションを増やし、調理法にも工夫を凝らすことが求められます。
例えば、野菜の種類を増やし、蒸し料理や煮物など、素材の味を活かした調理法を取り入れます。

最終段階: 継続と調整

マクロビオティックの食事法を日常的に続けるためには、無理のない範囲で継続することが重要です。
また、自分の体調やライフスタイルに合わせて、食事内容を適宜調整することも必要です。

目的
持続可能な健康維持

方法
自分の体調や季節の変化に応じて食事内容を調整し、無理のない範囲で継続する

この段階では、定期的に自分の体調をチェックし、必要に応じて食事の内容を見直すことが重要です。
また、季節の変わり目には、旬の食材を取り入れることで、体調を整えられます。

各段階の目的と効果

段階的なダイエットのアプローチには、それぞれの段階に特有の目的と効果があります。
これらを理解することで、効果的にダイエットを進められます。

初期段階の目的と効果

初期段階の目的は、体を新しい食習慣に慣らし、デトックス効果を高めることです。
この段階で自然食品に切り替えることで、消化器官の負担を軽減し、体内の老廃物を排出しやすくなります。

目的
デトックス効果と新しい食習慣への適応

効果
消化器官のリセット、体内の老廃物の排出、エネルギーレベルの向上

この段階では、玄米や野菜、海藻などの食材を積極的に取り入れ、加工食品や添加物を減らすことで、体のデトックス効果を促進します。
これにより、体内のバランスが整い、エネルギーレベルが向上します。

中期段階の目的と効果

中期段階の目的は、体のバランスを整え、健康を維持することです。
この段階では、食材の陰陽バランスを考慮し、自然食品を中心にした食事を継続します。

目的
身体のバランスを整え、健康を維持する

効果
体内のエネルギーバランスの調整、免疫力の向上、精神的安定

この段階では、食材の選び方や調理法に工夫を凝らし、バランスの取れた食事を続けることが重要です。
これにより、体内のエネルギーバランスが整い、免疫力が向上し、精神的な安定も得られます。

最終段階の目的と効果

最終段階の目的は、持続可能な健康維持です。
この段階では、自分の体調やライフスタイルに合わせて、食事内容を調整し、無理のない範囲で継続します。

目的
持続可能な健康維持

効果
長期的な健康維持、体質改善、生活の質の向上

この段階では、定期的に自分の体調をチェックし、必要に応じて食事内容を見直すことで、長期的な健康維持が可能になります。
これにより、体質が改善され、生活の質も向上します。

7号食ダイエットの実践方法

7号食ダイエットは、マクロビオティックの理念に基づいた食事法の一つで、特に体内のデトックス効果を高めることが目的です。
この方法では、10日間を基本とし、玄米を中心とした食生活を送ります。

これにより、体内の浄化を促進し、健康的な体質改善を目指します。
ここでは、7号食ダイエットの基本ルールから実践方法まで詳しく解説します。

基本ルールの詳細

7号食ダイエットの基本ルールはシンプルですが、効果的に実践するためには、いくつかの重要なポイントを押さえる必要があります。
まず、10日間を玄米だけで過ごし、ごま塩や梅干を適宜加えることが許可されています。

この期間中、できるだけ他の食材や調味料を避けることで、体内のデトックス効果を最大限に引き出します。

●期間:基本的に10日間
● 主食:玄米のみ
● 調味料:ごま塩や梅干
● 食事の頻度:1日3回
● 噛む回数:最低30回以上

この基本ルールに従うことで、体内の浄化を促し、健康的な体質改善を実現します。

玄米中心の食生活

7号食ダイエットでは、玄米を中心とした食生活が重要です。
玄米は、ビタミンやミネラル、食物繊維が豊富で、栄養価が高いだけでなく、消化器官を休める効果もあります。

ここでは、玄米を中心とした食生活の具体的な方法について解説します。

好きな量を摂取するための指針

7号食ダイエットでは、玄米を好きなだけ食べることが許可されています。
しかし、適量を守ることが重要です。

過剰な摂取は逆効果となるため、腹八分目を目安に食事を摂ることが推奨されます。

● 摂取量の目安:腹八分目を心がける
● 食事の頻度:1日3回、規則正しい時間に食事を摂る
● 調整:食事の量は体調や活動量に応じて調整する

このように、無理なく続けられる範囲で食事量をコントロールすることで、効果的なダイエットを実現します。

ごま塩や梅干の活用法

玄米だけの食事は単調になりがちですが、ごま塩や梅干を適宜加えることで、味に変化を持たせられます。
これにより、食事の楽しさを維持し、無理なく続けることが可能です。

● ごま塩:玄米にふりかけて食べる
● 梅干:玄米と一緒に食べるか、梅干をお湯で割って飲む

ごま塩は、カルシウムや鉄分を補う効果があり、梅干は、消化を助けるクエン酸が豊富に含まれています。
これらをうまく活用することで、栄養バランスを保ちながらダイエットを続けられます。

噛むことの重要性

7号食ダイエットでは、食べ物をよく噛むことが強調されています。
噛むことには、消化を助けるだけでなく、満腹感を得やすくする効果もあります。
最低30回以上噛むことを目標にしましょう。

● 噛む回数:最低30回以上
● 効果:消化促進、満腹感の増加、唾液の分泌促進

よく噛むことで、消化がスムーズになり、栄養素の吸収が効率よく行われます。
また、満腹感を得やすくなるため、食べ過ぎを防げます。

10 日間のスケジュール

7号食ダイエットは、体内のデトックスと体質改善を目的とした、マクロビオティックに基づく食事法です。
このダイエットは、10日間のスケジュールで構成されており、主に玄米を中心とした食事を摂取します。

この期間中の食事管理と、その後の回復食期間、さらに3号食への移行までを詳しく解説します。

玄米中心の10日間

7号食ダイエットの最初の10日間は、玄米を中心とした食生活を徹底します。
玄米は、ビタミンやミネラル、食物繊維が豊富で、体内のデトックスを促進する効果があります。

玄米の準備と調理法

玄米を効果的に摂取するためには、適切な準備と調理が重要です。
玄米は、白米よりも消化が難しいため、以下の手順を守ることが推奨されます。

1. 洗米:玄米をよく洗い、表面のぬかを取り除きます。
2. 浸水:洗った玄米を一晩水に浸します。
これにより、玄米が柔らかくなり、消化しやすくなります。
3. 炊飯:浸水した玄米を炊飯器または鍋で炊きます。
水加減は玄米1に対して水1.5〜2の割合が目安です。

好きな量を摂取するための指針

7号食ダイエットでは、玄米を好きなだけ食べることが許可されていますが、適量を守ることが重要です。
過剰摂取を避け、腹八分目を目安に食事を摂ることで、効果的なダイエットが可能になります。

● 摂取量の目安:腹八分目を心がける
● 食事の頻度:1日3回、規則正しい時間に食事を摂る
● 調整:食事の量は体調や活動量に応じて調整する

ごま塩や梅干の活用法

玄米だけの食事は単調になりがちですが、ごま塩や梅干を加えることで、味に変化を持たせられます。
これにより、食事の楽しさを維持し、無理なく続けることが可能です。

● ごま塩:玄米にふりかけて食べる。
カルシウムや鉄分を補う効果があります。
● 梅干:玄米と一緒に食べるか、梅干をお湯で割って飲む。
消化を助けるクエン酸が豊富に含まれています。

噛むことの重要性

7号食ダイエットでは、食べ物をよく噛むことが強調されています。
噛むことには、消化を助けるだけでなく、満腹感を得やすくする効果もあります。

最低30回以上噛むことを目標にしましょう。

● 噛む回数:最低30回以上
● 効果:消化促進、満腹感の増加、唾液の分泌促進

よく噛むことで、消化がスムーズになり、栄養素の吸収が効率よく行われます。
また、満腹感を得やすくなるため、食べ過ぎを防げます。

回復食期間の設定

7号食ダイエットの10日間を終えた後には、回復食期間を設けることが重要です。
回復食期間は、体を通常の食事に戻すための過渡期であり、消化器官に無理をかけずに正常な機能を取り戻すために必要です。

回復食の目的と効果

回復食の主な目的は、断食後の体を無理なく通常の食事に戻すことです。
急に通常の食事に戻すと、消化器官に負担がかかり、体調を崩す原因となります。

回復食期間を設けることで、体が徐々に消化機能を取り戻し、体調を整えられます。

● 目的:消化器官の再調整、体調の整え
● 効果:消化機能の回復、体調の安定

回復食の取り入れ方

回復食期間は、4～6日間を目安に設定します。
この期間中は、消化に優しい食材を中心に摂取し、徐々に固形物を増やしていきます。

● 初日:野菜スープやお粥を中心に摂取する。
薄味で柔らかい食材を選ぶ。
● 2日目～4日目:柔らかい野菜や豆腐、魚のすり身などを取り入れる。
調理法は蒸し料理や煮物が推奨される。
● 5日目～6日目:玄米や全粒穀物を再び取り入れ、通常の食事に近づける。

このように、回復食を段階的に取り入れることで、消化器官がスムーズに機能を取り戻し、体調を整えられます。

3 号食への移行

回復食期間を経て、体調が整ったら、3号食への移行を行います。
3号食は、マクロビオティックの中で日常的に実践される食事法で、バランスの取れた食事を目指します。

3号食の基本

3号食は、玄米を主食とし、野菜、豆類、海藻を中心にしたバランスの取れた食事を構成します。
この食事法は、健康的な生活を維持するために理想的です。

● 主食:玄米または全粒穀物
● 副菜:季節の野菜、豆類、海藻
● 味噌汁:毎食に取り入れることが推奨される

3号食の具体的なメニュー

3号食の具体的なメニュー例は、以下の通りです。

● 朝食:玄米ご飯、味噌汁（わかめと豆腐）、ほうれん草のおひたし
● 昼食:玄米おにぎり、野菜スープ（にんじん、キャベツ）、ひじきの煮物
● 夕食:玄米ご飯、味噌汁（大根と油揚げ）、煮物（かぼちゃとさつまいも）

このように、3号食はバランスの取れた食事を摂ることで、健康的な生活を維持できます。

3号食への移行の注意点

3号食への移行に際しては、以下の点に注意が必要です。

● 徐々に移行する:回復食期間を経て徐々に3号食に移行することで、体が新しい食生活に適応しやすくなります。
● バランスを重視する:食材のバランスを考慮し、偏りのない食事を心がけることが重要です。
● 継続的に実践する:3号食は長期的に実践することで、健康維持に効果を発揮します。
無理なく続けられる範囲で実践しましょう。

7号食ダイエットの10日間のスケジュールを実践することで、体内のデトックスと体質改善が期待できます。
玄米中心の食生活を続け、ごま塩や梅干を活用することで、無理なく食事を楽しめます。

また、噛むことの重要性を理解し、回復食期間を設けることで、消化器官の再調整を行い、体調を整えられます。
最終的には3号食への移行を行い、バランスの取れた食事を続けることで、健康的な生活の維持が可能です。
無理のない範囲で継続的に実践し、健康維持を目指しましょう。

メリットと注意点

7号食ダイエットは、体内のデトックスを促進し、健康的な体質改善を目指す効果的な食事法です。
しかし、効果を最大限に引き出すためには、適切な実践と注意点を理解することが重要です。

ここでは、7号食ダイエットのメリットと、注意すべきポイントについて詳しく解説します。

デトックス効果

7号食ダイエットの最大のメリットは、体内のデトックス効果です。
玄米を中心としたシンプルな食事は、消化器官に負担をかけず、体内の老廃物を効果的に排出します。

玄米のデトックス作用

玄米は、ビタミンやミネラル、食物繊維が豊富で、体内の浄化作用に優れています。
特に食物繊維は、腸内環境を整え、便通を促進する効果があります。

● 食物繊維の役割:腸内の老廃物を吸収し、便として排出することで、腸内環境を改善します。
● ビタミンとミネラル:体の新陳代謝を促進し、細胞の修復と再生を助けます。

デトックスの具体的な効果

デトックス効果により、以下のような具体的な健康効果が期待できます。

● 肌の改善:老廃物が排出されることで、肌のトラブルが減少し、健康的な肌が保たれます。
● エネルギーレベルの向上:体内の浄化により、エネルギーレベルが安定し、日常生活での活力が増します。
● 体重管理:余分な水分や老廃物が排出されることで、自然な体重減少が期待できます。

味覚の変化

7号食ダイエットを実践することで、味覚が鋭くなるというメリットもあります。
シンプルな食事を続けることで、食材本来の味を楽しめ、過剰な調味料に頼らない食生活が可能になります。

シンプルな食事の効果

玄米とごま塩や梅干だけの食事は、食材の自然な味を引き出します。
これにより、味覚が研ぎ澄まされ、食材の微妙な風味を感じ取れます。

● 自然の味を楽しむ:食材本来の味を楽しむことで、食事の質が向上します。
● 調味料の減少:過剰な塩分や砂糖を避けることで、健康的な食生活が実現します。

長期的な味覚の変化

長期間の実践により、以下のような味覚の変化が期待できます。

● 過敏な味覚の改善:加工食品や強い味付けに慣れた舌がリセットされ、自然な味を楽しめるようになります。
● 食材選びの変化:味覚が鋭くなることで、自然と健康的な食材を選ぶようになります。

回復期の重要性

7号食ダイエットの効果を最大限に引き出すためには、回復期の設定が非常に重要です。
この期間をおろそかにすると、体調を崩す原因となるため、適切な回復食を取り入れることが必要です。

回復期の役割

回復期は、断食や制限された食事から通常の食事に戻るための過渡期です。
この期間に適切な食事を摂ることで、消化器官が正常に機能を取り戻し、体調を整えられます。

● 消化器官の再調整:消化器官に負担をかけずに、徐々に通常の食事に戻します。
● 体調の整え:無理のない範囲での食事により、体調を整えます。

回復食の取り入れ方

回復期には、消化に優しい食材を選び、徐々に固形物を増やしていくことが推奨されます。

● 初日:野菜スープやお粥など、薄味で柔らかい食材を摂取します。
● 2日目以降:柔らかい野菜や豆腐、魚のすり身など、消化に良い食材を取り入れます。
● 最終日:玄米や全粒穀物を再び取り入れ、通常の食事に近づけます。

このように、段階的に食事を進めることで、消化器官がスムーズに機能を取り戻し、体調を整えられます。

無理のない期間設定

7号食ダイエットを成功させるためには、無理のない期間設定が重要です。
個々の体調や生活スタイルに合わせて、無理なく続けられる期間を設定することで、効果的なダイエットが可能になります。

自分に合った期間設定

人それぞれの体調や生活リズムに合わせて、ダイエット期間を設定することが大切です。
標準的には10日間が推奨されていますが、無理そうな場合は期間を短縮することも検討しましょう。

● 標準期間:10日間
● 短縮期間:5日間から始めて、徐々に期間を延ばす

無理のない目標設定

無理のない目標を設定し、達成可能な範囲で実践することが成功の鍵です。
過度な食事制限は体に負担をかけるため、適度なバランスを保つことが重要です。

● 段階的な目標設定:初めは短い期間から始め、慣れてきたら期間を延ばす
● 達成可能な範囲:無理のない範囲で、徐々にステップアップする

7号食ダイエットの基本ルール

では、7号食をとり入れたダイエットをおこなう場合、どのように実践していけばいいのでしょうか。ここでは、7号食ダイエットの基本ルールについて紹介します。

10日間1日3食を玄米で過ごす

7号食ダイエットをおこなうときは、10日間をワンセットとしておこないます。1日3食の食事をとりますが、すべて玄米のみで過ごします。

玄米なら好きな量を食べてOK

7号食ダイエットにおいては、玄米であれば好きなだけ食べて構いません。お腹が空いているときは、お代わりをしてもよいでしょう。玄米にはビタミンやミネラルが豊富に含まれているため、玄米だけを食べ続けてもしっかりと栄養を摂取することが可能です。

ごま塩や梅干はプラスしてOK

玄米には栄養が詰まっているとはいえ、それだけを食べ続けていると飽きてしまうこともあるでしょう。その場合は、ごま塩や梅干しであればプラスしてもよいです。ただし、それらの食べ過ぎにならないよう、最低限の量をとるように心がけましょう。

最低30回は噛んで食べること

7号食ダイエットをするときは、よく噛んで食べることを大切にしてください。最低でも30回は噛んで食べることが必要です。ゆっくりと噛んで食事をしていると満腹感を得やすくなり、ダイエットによるストレスを軽減することができます。

10日間のスケジュール

7号食ダイエットの10日間のスケジュールは、どのようになっているのでしょうか。玄米は体にいいとはいえ、それだけを食べ続ける生活では少なからず体に負担がかかっています。スムーズにダイエット食の切り替えをするためのポイントをおさえておきましょう。

10日間を玄米で過ごす

7号食ダイエットをするなら、まずは10日間を玄米で過ごしていきます。基本的な考え方は、すでに説明したとおりです。1日3食をしっかりと必ず摂取し、定期的に栄養を摂ることができるようにしましょう。痩せたいからといって食事を抜くのはNGです。規則正しく食事をとることを心掛けてください。

4～6日間かけて回復食をもうける

10日間の7号食ダイエットの期間が終了したら、復食期を設けます。具体的な期間は4~6日間です。この期間中は回復食として4～6号食の食事をとるようにします。体の調子を見ながら少しずつ品数を増やしていくとよいでしょう。

その後3号食に戻していく

回復期が終わったら、3号食を食べても構いません。ただし、健康に一番よいのは4～5号食なので、そのままの食事を続けてもOKです。ダイエットの反動による食べ過ぎには気を付けましょう。

メリットと注意点

7号食でダイエットをおこなうと、具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか。また、リセット食によるダイエットを目指す場合、どのようなことに注意したほうがいいのでしょう。ここでは、最後に7号食のメリットと注意点について紹介します。

体の中からデトックスできる

7号食は玄米だけを食べるシンプルな食事法です。そのため、ミネラルやビタミンなどを摂取するだけです。消化に時間がかかり、胃腸に負担をかけることがないので、体内をデトックスするのに役立ちます。

味覚が精鋭される

玄米だけを食べて余計なものを口に運ばない生活をしていると、徐々に味覚が精鋭されてきます。味に敏感になり、自然の風味が豊かに感じられるようになってきます。

回復期をおろそかにするのはNG

7号食でダイエットをする場合は、必ず回復期を設けるようにしましょう。回復期をおろそかにするのは絶対にNGです。回復期には時間をかけ、体が無理なく通常の食事に戻れるように配慮しましょう。回復期をきちんと設けないと、体調を崩す原因になります。

無理そうなら期間を短くする

7号食ダイエットをするときは、無理は禁物です。玄米だけの食生活を始めておこなうと、どうしても慣れていないので体に負担がかかります。実際にダイエットを始めてみて無理そうだと感じるなら、期間を短くしても構いません。また、どうしても無理だと感じたらその時点でやめてもよいです。体調を崩しては元も子もないでしょう。6号食ダイエットなどより負担が少ない方法を選ぶことをおすすめします。

7号食ダイエットのやり方を理解して効果的に痩せよう

7号食ダイエットを正しくおこなえば、ダイエットの効果をしっかりと感じることができるでしょう。玄米の栄養素をしっかりと摂取することで、体内のデトックスを促すこともできます。痩せつつ体の状態をリセットしたいという人には、とてもおすすめできるダイエット方法です。正しいやり方を実践し、回復期もきちんと設けることで健康的で美しい体を手に入れましょう。
ただし、7号食ダイエットは慣れていないと難しく感じる場合も多いです。玄米だけを10日間食べ続けるというのは、意外と大変です。もちろん、しっかり痩せるためにはそれを乗り越えることが重要だといえます。とはいえ、どうしても無理だと感じるときは、体調を優先することも大切です。まずは健康を第一に考え、そのなかでできるダイエットをおこないましょう。

まとめ

7号食ダイエットは、健康的な生活を取り戻すための効果的な方法として注目されています。
マクロビオティックの理念に基づき、玄米を中心としたシンプルな食事を10日間続けることで、体内のデトックス効果を高め、消化器官を休められます。

玄米にごま塩や梅干を加え、よく噛むことを重視するこの食事法は、無理なく継続可能で、体質改善にもつながります。
また、回復期を設けて徐々に通常の食事に戻すことで、消化器官への負担を最小限に抑え、長期的な健康維持が実現可能です。