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幼児のダイエットとは?目安や方法を伝授

幼児であっても極端に太り過ぎていると、健康にさまざまな影響が出る恐れがあります。最近では、子どもでも生活習慣病になることがあるので要注意です。幼児が肥満になってしまった場合は、適切な方法でダイエットをするようにしましょう。

とはいえ、幼児のダイエットとは、具体的にどのようなことをすればよいのでしょうか。幼児がダイエットするなら、栄養不足にならないようにすることが重要です。今回は、幼児のダイエット方法についてやり方や注意点を中心に紹介します。

幼児のダイエットとは?目安や方法を伝授

幼児の肥満とは?

幼児の肥満とはどのような状態なのでしょうか。基本的に子どもはたくさん食べて成長することが大切です。とはいえ、幼児であっても必要以上に太り過ぎている場合は、健康に悪影響をきたす場合もあります。まずは、幼児の肥満について詳しい内容をおさえましょう。

幼児期は一年間に約2~3kg増える

幼児期は体がどんどん育つ時期であり、体重は一気に増加していきます。具体的には、幼児は一年間で約2~3kg体重が増えるといわれています。そのため、基本的には幼児の体重増加を心配する必要はありません。とはいえ、エネルギーをとり過ぎて太ってしまった場合は何かしらの対策が必要になるケースもあります。

ローレル指数で判断する

とはいえ、どの程度の体重になったら太り過ぎなのかについては、見た目や実際の体重だけで判断するのは難しいです。身長がほかの子よりも大きければ、体重が多いのも当然です。そのため、子どもの肥満を判断するためには、ローレル指数を利用しましょう。ローレル指数とは、ある計算式にそって計算をおこなうことで肥満を判断する方法です。具体的なローレル指数の計算式は、「体重÷(身長×身長×身長)×10000000」です。これによって出た数字によって以下のとおり、肥満を判断します。

【ローレル指数】

・~100:やせすぎ ・101~115:やせぎみ ・116~144:標準 ・145~159:太りぎみ ・160~:太り過ぎ

幼児向けのダイエットポイント

実際にローレル指数を用いて肥満だと発覚した場合、どのような点に気をつけてダイエットをおこなったらいいのでしょうか。ここでは、幼児向けにおすすめしたいダイエットのポイントについて紹介します。

食事や食生活の見直しがメイン

幼児向けのダイエットをおこなう際は、食事や食生活の見直しがメインとなりますとくに普段から子どもの食欲に任せて好きなくらい食事を与えている場合は、この機会に食事のカロリーや量を検討し直しましょう。おやつの量にも注意が必要です。バランスのとれた食事を適量食べることができるよう、親が調整してあげることが必要です。

運動ではなく遊ばせる

ダイエットといえば運動が必要というイメージがあるかもしれませんが、幼児の場合はとくにトレーニングのような運動は必要ありません。運動を意識するよりも、体を動かして遊ばせることを意識しましょう。そもそもダイエット時の運動は、自発的におこなわないと長続きしません。思いっきり体を動かして楽しく遊べるような機会を意識的に作り、自然と運動量が増えるようにしましょう。

早寝早起き

ダイエットを目指すなら、早寝早起きも大切です。生活リズムが乱れていると、どうしても体がうまくエネルギーを消費しにくくなります。子どものうちから不規則な生活をしていると、体を壊す原因にもなるため要注意です。早寝早起きができるよう、夕食も早めに済ませる習慣を作るようにしましょう。

幼児でもできる食事ダイエット

幼児がダイエットする際は、食事のとり方が重要です。無理なく健康的な体に戻すことができるよう、日ごろの食事のしかたを見なおしましょう。

よく噛んで食べる

食事はよく噛んで食べることが基本です。よく噛まないで飲み込んでしまうと、満腹感が得られにくいだけでなく、消化器官にも負担がかかります。よく噛むようにすると食べるスピードもゆっくりになるため、口に運ぶ食事の量も適度に減らすことが可能です。

楽しくゆっくり食べさせる

幼児にダイエットを指せるなら、食事は楽しくゆっくり食べる習慣をもたせましょう。食べることそのものを楽しめるようになれば、食事をガツガツ食べ過ぎてしまうことも防げるようになります。食事をするときは、なるべく家族みんなで食卓を囲むようにし、食事は楽しいという気持ちが芽生えるように工夫すべきです。

食べる時間を決める

食事を食べ過ぎないようにするには、食べる時間を決めることも重要です。一定時間以上食べ続けている場合は、そこで食事をストップする習慣をもたせましょう。そうすれば、必要以上の食事をとることをやめさせることができます。ただし、この場合、子どもが食事を急いで食べてしまうことがないように注意しなければなりません。食事をゆっくり楽しめる工夫をしっかりと取り入れておきましょう。

バランスのいい食事を摂る

食事でダイエットをするなら、バランスのいい食事をすることがとても大切です。とくに脂質には注意が必要です。脂質が多い食べ物は旨みがあるため、気を付けていないと子どもはついついたくさん食べてしまいます。いろいろな種類の食材を口に運べるように、メニューにも工夫をしていきましょう。

ダイエットの注意点

幼児がダイエットをする場合は注意点もあります。本来、幼児のうちは成長のためにたくさんの栄養が必要です。それを妨げることがないよう、適度なダイエットをできるようにしましょう。ここでは、幼児がダイエットする際に気を付けたいポイントについて紹介します。

食事制限はNG

幼児のダイエットでは、食事制限をしてはいけません。食事制限をすると、体の成長に必要な栄養を摂取できなくなります。そうなると、心身の発達に悪影響を与えるため注意が必要です。食事制限はせず、適度なバランスの食事をとることを心掛けましょう。

量は減らさずにカロリーを調整する

幼児がダイエットをするときは、量よりもカロリーに着目しましょう。子どもに食事を出すときは、必ずカロリーを計算して適切なカロリーになるように配慮することが大切です。ダイエットとはいえ、カロリーが極端に少なすぎるのもよくないので、調整をしっかりとおこないましょう。

親も一緒になって取り組む

幼児がダイエットをするなら、親も一緒になって取り組むことが大切です。子どもだけに我慢をさせるという状況では、ダイエットはなかなか成功しません。幼児のダイエットは健康的な食生活を送るという部分がメインになるので、これを機に大人も規則正しい食生活を目指してみてはいかがでしょうか。

幼児がダイエットするなら適切な食生活を目指そう

幼児がダイエットするなら適切な食生活を目指そう

幼児にダイエットが必要な場合は、カロリーや栄養に配慮することが重要です。大人がやってしまうような過度なダイエットは避け、健康体を目指してダイエットをおこないましょう。普段は好き勝手に食べ物を口にしていた子どもであれば、最初のうちはダイエットを嫌がるかもしれません。しかし、健康のためにはきちんと食生活を指導することが重要です。子どもとはいえ、肥満の状態が続くとさまざまな症状が現れてくる可能性もあります。そういった事態を避けるためには早い段階でダイエットを始め、健康を目指す必要があります。幼児とともに大人も健康的な食生活をすれば、家族みんなで健康を目指せますよ。