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心理カウンセラーとは

心理カウンセラーは、心の悩みや問題を抱えている人にとって、大きな支えとなる存在です。専門的な知識と技術を用いて、クライアント一人ひとりに寄り添い、心の回復をサポートする重要な役割を担っています。
心理カウンセラーになるには?必要な資格とスキルについて解説します

ストレスの要因とストレスサイン

ストレスとは、心や体が外部から刺激を受けることによって生じる緊張状態のことをいいます。ストレスが生じる要因には、天候や騒音などの環境的要因、病気や寝不足などの身体的要因、不安や悩みから来る心理的な要因、人間関係や仕事が忙しいといった社会的要因などがあります。 ストレスの度合いは人によって異なり、数値化することができないため、ストレスを溜めている本人ですら気付きにくいこともあります。ストレスサインの例としては、気持ちが落ち込む、イライラする、眠れない、食欲がない、疲れやすいといった症状などが挙げられます。人によっては頭痛や腰痛、動悸などが生じることもあり、それがストレスによる症状なのか、身体疾患によるものなのか、判断が難しい場合もあるでしょう。 こういった症状があるからといって、必ずしも心の病気にかかっているというわけではありません。しかし、ストレスを溜め込んだまま放置していると、ある日突然、心のバランスや体調を崩してしまうこともあります。ストレスを感じたときは、十分な休息を取ったり、気分転換をしたりするなどのケアが必要なのです。

仕事のプレッシャーや職場の人間関係ストレスの原因

厚生労働省が2016年に実施した「労働安全衛生調査」によると、「仕事や職業生活に関することで、強いストレスとなっていると感じる事柄がある」労働者の割合は59.5%と過半数を占めています。この割合は、2012年の60.9%からほぼ横ばいで推移しています。 強いストレスの内容としては、「仕事の質・量」が53.8%と最も多く、「仕事の失敗、責任の発生等」が38.5%、「対人関係(セクハラ・パワハラを含む)」が30.5%と続きます。これらのデータから、仕事のプレッシャーや職場の人間関係にストレスを感じている人が多いことがわかります。

ストレスを相談できる人がいる労働者の割合は高い

職場では、ストレスを一人で溜め込んでしまう人が多いイメージがあります。しかし、同調査によると、意外にも「ストレスを相談できる人がいる」労働者の割合は91.1%と高く、そのうち「実際に相談した」労働者の割合は85.0%となっています。実際に相談した相手は「家族・友人」が81.3%と最も多く、次いで「上司・同僚」が71.3%と続きます。また、ストレスについて「実際に相談した」と答えた労働者のうち、相談することでストレスが「解消された」のは31.7%、「解消されなかったが、気が楽になった」は60.3%となっています。

カウンセリングに頼る人は少ないのが現状

これらの調査の結果から、日常的に強いストレスを感じても、身近な人に相談したり話を聞いてもらうことでガス抜きができ、深刻な悩みに発展せずに済むことがわかります。もしも、身近に相談できる人がいない場合は、心理カウンセラーなどメンタルヘルスの専門家に頼ることができます。 しかし、同調査の結果を見ると、ストレスを相談できる相手として「カウンセラー等」を挙げた労働者は3.0%と少なく、カウンセリングを受けることに対して抵抗感を持つ人がまだ多いことがうかがえます。

心理カウンセラーの仕事

スクールカウンセラーなど、臨床心理士や精神科医などの資格が必要とされる専門職を除き、心理カウンセラーになるために必ず取得しなければならない資格はありません。メンタルヘルスやカウンセリング技術について学ぶことで、未経験者でも心理カウンセラーとして仕事をすることができます。

カウンセリングの必要性が認められつつある

カウンセリングの必要性が認められつつある

日本では、カウンセリングを受けることに対して抵抗感を持つ人が多いのが現状です。それは、「カウンセリングを受けることで自分の弱さを認めることになる」「カウンセリングを受けていることを人に知られたくない」などの理由によるところが大きいようです。 それでも、教育現場や企業内に心理カウンセラーを配置するなど、カウンセリングの必要性が、少しずつ認められてきています。
カウンセリング=悩みを解決するわけではない

カウンセリング=悩みを解決するわけではない

よく誤解されることですが、心理カウンセラーの仕事は「相談者の悩みを解決すること」ではありません。心理カウンセラーの本分は、相談者が心の問題に向き合うために、気付きを促しサポートしていくこと。そのため、相談者の悩みに寄り添い、適切な距離を保ちながら、じっくり話に耳を傾けるスキルが必要となります。 人は悩みを相談されると、つい自分の意見を唱えたくなったり、アドバイスをしたくなったりするものです。しかし、心の問題を抱えている人にとって、個人的な意見やアドバイスは一切役に立ちません。心理カウンセラーを目指していなくても、自分の意見を抑えて人の話を聞く心構えや、話を促すスキルを身に付けることができるのは、メンタルヘルスについて学ぶメリットといえるでしょう。

メンタルヘルスを学べば、ストレスサインに早く気付ける

メンタルヘルスについて学ぶことで、部下や後輩が悩んでいたり落ち込んでいたりするときに、どのように接すればいいか判断しやすくなります。相手のストレスサインに早く気付くことができれば、心身症やうつ病など、心の病気にかかってしまう前に、話を聞いたり声がけしたりすることもできるでしょう。 では、メンタルヘルスについて学ぶにはどのような方法があるでしょうか?
メンタルヘルスについて学ぶには通信講座が最適!

メンタルヘルスについて学ぶには通信講座が最適!

メンタルヘルスは、心理学の本を読んだり、臨床心理士が登壇するセミナーに参加したりするなど、独学で学ぶ方法もあります。しかし、本やセミナーでは知識が偏ってしまい、網羅的に学ぶことは難しいといえます。また、「自分は心理学に精通しているから何でも相談して」といっても、証明するものがなければ相手からの信頼も得にくいはずです。 メンタルヘルスについて体系的に学び、学びの証を得たい方は、資格取得を目指して勉強することをおすすめします。SARAの心理カウンセラー資格講座なら、カリキュラム修了後の試験に合格することで「メンタル士心理カウンセラー®」と「メンタル心理インストラクター®」の2つの資格を取得することができます。
セルフマネジメントや感情コントロールにも役立つ

セルフマネジメントや感情コントロールにも役立つ

メンタルヘルスについて学びを深めることで、ちょっとした仕草や言動から、相手の心理状態を推し量ることができるようになります。ゆっくり話を聞いてほしいのか、何か助言がほしいのかなど、相手の期待に合わせて接し方を変えることもできるでしょう。 また、学びを通して自分の心を見つめることで、セルフマネジメントや感情のコントロールにもつながります。

メンタルの資格を取ってより良いチームを作ろう

相手の悩みに深入りしすぎず、適度な距離を保って話を聞くのは、意外に難しいもの。メンタルについて学び、問題を抱えている人のケアができるようになれば、チーム内の雰囲気や職場の人間関係をより良く保つことができるでしょう。 SARAの心理カウンセラー資格講座は、1日30分・半年間で修了できるようカリキュラムが組まれているため、働きながら勉強することが可能です。職場の人間関係に役立てたいと考える方や、悩みを抱えている人の力になりたいと考えている方は、メンタルの資格取得に挑戦してみてはいかがでしょうか?

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