初心者にもおすすめ!ジェルキャンドルの作り方
記事更新日:2023年8月21日ジェルキャンドルとは、透明または半透明のキャンドルです。「ゼリーキャンドル」、「キャンドルゼリー」と呼ばれることもあります。キャンドルのなかが透けて見え、模様をつけたり、オブジェを入れたりすることができるためアレンジの幅が広いです。
手が込んでいるように見えるジェルキャンドルですが、その作り方は意外と簡単です。初めてキャンドル作りをする方にはとくにおすすめですよ。
今回は、ジェルキャンドルの作り方やアレンジ方法について紹介します。

目次

ジェルキャンドルに必要な材料

必ず必要な材料
ジェルキャンドルを作るにはガラス瓶、ジェルワックス、キャンドルウィックを用意する必要があります。これらは、ジェルキャンドルの基礎となる部分です。
*ガラス瓶
素材がガラスであればどんな形の瓶でも構いません。ただし、慣れるまでは口が広い瓶を選んだほうが作業しやすいです。
*ジェルワックス
ジェルキャンドルのジェル状の部分は「ジェルワックス」と言います。「ゼリーワックス」や「アイスジェルキャンドル」などと呼ばれることもあります。 ジェルワックスは無色透明な状態で販売されています。色を付けたいときは、キャンドルカラーという着色料を使って好きな色をつけていきます。 作るジェルキャンドルの大きさにもよりますが、ジェルワックスの量はだいたい200g以上あれば十分です。
*キャンドルウィック
火をつけるための「芯」とそれを支える「金具」をあわせて、「キャンドルウィック」と呼びます。芯は硬いタイプと柔らかいタイプがありますが、硬いタイプのほうが安定するため使い勝やすいです。 キャンドルウィックはジェルキャンドルには使えないものもあるため、購入するときは「ジェルキャンドル用」または「全キャンドル用」と表記されているものを選びましょう。
必要に応じて揃える材料
*キャンドルカラー
キャンドルカラーは、ジェルワックスに色をつけるために使います。形状は、繊維状、液体状などさまざまです。 複数の色を組み合わせれば、キャンドルにオリジナルの色をつけて楽しむこともできます。たくさん入れると色が濃くなり、ジェルキャンドルの透明感がなくなってしまうので注意が必要です。
*グリッターラメ
グリッターラメは、キャンドルカラー同様、ジェルワックスに混ぜて使います。グリッターラメを入れるだけでも、透明なジェルワックスがキラキラして綺麗です。キャンドルカラーと一緒に使用すれば、ジェルキャンドルがより華やかな印象になります。
*カラーサンド
カラーサンドは色がついた人工砂です。模様を表現したり、オブジェを置くときの土台にしたりして使います。
*オブジェ
ジェルキャンドルはその透明感を生かして、なかにオブジェを入れることもできます。 ただし、ジェルキャンドルは火をつけて使用するため、オブジェは燃えやすいものや燃えると有毒ガスを発生させるものはNGです。オブジェとしておすすめなのは、ガラス細工、貝殻、石、ビー玉などです。
購入場所
ジェルキャンドル作りに必要なものは、100円ショップやホームセンターで購入することができます。 もし近くのお店にジェルキャンドルの材料がないときは、インターネットの通販を利用して必要な材料を揃えることもできます。専門店にはたくさんの種類の材料が揃っています。
ジェルキャンドルに必要な道具
ジェルキャンドルを作るには、材料のほかにいくつか揃えておくべき道具があります。すべてではありませんが、もともと家にあるものも活用できます。
ホットプレート
温度調節ができるホットプレートを使用しましょう。ホットプレートがない場合は、IHヒーターでも代用できます。
計量器
ジェルの重さをはかるために使用します。料理やお菓子作りで使用しているものでOKです。
温度計
ジェルワックスを溶かすとき、温度の調整のために使います。ジェルワックスに直接つけるため、新しく購入することをおすすめします。100円ショップで売っている料理用の温度計などで構いません。
ステンレス計量カップ(ポット)
ジェルワックスをホットプレートで溶かす際の容器として使います。キャンドル作り専用のステンレスカップなら、注ぎ口もついているため便利です。
ピンセット
キャンドル作りでは細かい作業が多いため、ピンセットは必須です。キャンドルウィックを設置するときや、細かいオブジェを入れるときに重宝します。
マドラー(ロングスプーン)
マドラー(ロングスプーン)は、ジェルワックスとキャンドルカラーを混ぜるときに使用します。色むらができるのを避けるため、マドラー(ロングスプーン)は必ず使いましょう。
割り箸
割り箸は、ジェルワックスが固まるまでの間、キャンドルウィックが倒れないよう固定するために使います。割り箸の間にキャンドルウィックの芯をはさんで使うため、割り箸は割っていないものを1本用意しましょう。
軍手
ジェルワックスはホットプレートで熱すると、とても熱くなります。誤ってこぼした場合、やけどをしないように軍手をつけるのを忘れないでください。
ジェルキャンドルの作り方と注意点

ここからはジェルキャンドルの作り方を見ていきましょう。注意点についても触れるので、しっかり確認しておきましょう。
具体的な手順
*ガラス瓶にキャンドルウィックと飾りを入れる
まずは、ガラス瓶のなかにキャンドルウィックと、カラーサンドやオブジェなどの飾りを配置します。細かい作業なので、ピンセットを使うと作業がしやすくなります。 配置が済んだら、キャンドルウィックの芯の先を割り箸の間に挟み込み、割り箸をガラス瓶のふちに引っ掛けるようにして置きます。
*ジェルワックスを溶かす
ジェルワックスをステンレス計量カップ(ポット)に入れ、ホットプレートで熱して溶かします。温度計をときどき入れて確認し、50~80℃の温度を保つようにします。 ジェルワックスの温度が安定したら、キャンドルカラーやグリッターラメで色をつけます。色が濃くなり過ぎないよう、マドラー(ロングスプーン)で混ぜながら少しずつ入れましょう。
*ジェルワックスをガラス瓶に流し込む
ジェルワックスが好みの色になったら、ガラス瓶に流し込みます。こぼしたり、やけどをしたりしないよう注意してください。 常温でしばらく置いておき、ジェルが固まったらジェルキャンドルの完成です。
ジェルワックスを溶かす際の注意点
*温度が上がり過ぎないようにする
ホットプレートを使用するときは、加熱し過ぎないよう温度に気を配りましょう。温度は常に50~80度の間になるようにしてください。
*固まるまで放置する
ジェルキャンドルは固まるまでに少なくとも1時間はかかります。熱いうちに触るとやけどのおそれがあるため、気をつけましょう。また、固まる前に触ってしまうと、ジェルが崩れる可能性があるので注意してください。
ジェルキャンドルをアレンジ
ジェルキャンドルは、その透明感を生かしたさまざまなアレンジをすることができます。アレンジの幅はアイデア次第でいくらでも広がるため、自分なりのアレンジを楽しんでみてください。
ジェルキャンドルにLEDライトをのせる
ジェルキャンドルは火を灯して楽しむのが一般的ですが、小さなLEDライトを乗せて使うこともできます。LEDライトを乗せると、光で透明なジェルが明るく照らされてとても綺麗です。 上手にできたキャンドルをそのまま残しておきたいという場合におすすめです。
ガラス瓶をワイングラスに変更する
ガラス瓶ではなくワイングラスを使ってジェルキャンドルを作れば、大人っぽいおしゃれなキャンドルを作ることができます。色を工夫して、シャンパンのような美しいキャンドルを作るのも素敵です。
ジェルキャンドルを作ってみよう
ジェルキャンドルなら、初心者でも簡単におしゃれな作品を作ることができます。キャンドルのなかに入れる物や色のつけ方次第で印象もガラリと変わるため、いろいろな作品を作って楽しんでみてはいかがでしょうか。
ジェルキャンドルは作る過程も楽しむことができますし、火をつけなくてもLEDライトで照らせば素敵なインテリアになります。気軽にキャンドルを取り入れてみたい方には、とてもおすすめです。
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