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パン作りの基本工程は?材料と流れをおさえよう

「パン作りをしてみたいけど、自宅で作るのは難しそう」と思っていませんか。パン作りにはたくさんの工程がありますが、実際に作ってみるとそこまで難しい作業はありません。そのため、初心者でも慣れれば簡単にパンを作ることは可能です。自宅でもおいしい焼き立てのパンを楽しむことができます。

今回はパン作りの基本工程について、詳しく見ていきましょう。必要な材料や各工程の役割について説明し、実際の作り方の流れについて解説します。パン作りに挑戦したいという方は、ぜひ参考にしてみてください。

パン作りの基本工程は?材料と流れをおさえよう

パン作りの工程

パン作りには、さまざまな工程があります。それぞれの工程はひとつも欠くことのできない重要な要素です。では、具体的にはパン作りの工程としてどのようなものがあるのでしょうか。まずは、パン作りに含まれる工程について見てみましょう。

こねる、発酵、形成、焼く

パン作りでは、まず生地をこねる工程があります。パン作りといえば生地をこねているイメージをもっている人も多いのではないでしょうか。そして、次にこねた生地を発酵させます。発酵させるときは温度が重要です。発酵が進むとパンの生地が膨らんできます。発酵が終わったら、生地を形成して焼き上げます。

ひとつひとつは意外と簡単にできる

パン作りの工程としては、さまざまなものがあります。そのため、パン作りは難しいというイメージをもっている方も多いかもしれません。しかしながら、工程が多いとはいえそれぞれの動作はそれほど難しいものではありません。それぞれを丁寧にこなしていけば、誰でもおいしいパンを手軽に作ることができます。

パン作りに必要な材料

パン作りをおこなうためには、どのような材料を使用するのでしょうか。おいしいパンを作るためには、必要な材料をしっかりと用意することが大切です。どれかが足りないとおいしいパンを作るのは難しくなってしまいます。それぞれの材料の役割をおさえつつ、きちんと用意するようにしましょう。

強力粉

強力粉は小麦粉の種類のひとつです。強力粉を使用すると、やわらかくておいしいパンを作ることができます。強力粉は、パンの生地そのものを作る重要な材料です。

砂糖

甘いパンでなくても、パン作りに砂糖は欠かせません。砂糖も必ず準備しておきましょう。

パンには塩も使用します。既定の量に合わせて適量を用意します。

ドライイースト

パン作りの要となるのがドライイーストです。イーストは公募や酵母菌のことを指ししており、糖分を栄養源にして活動をおこないます。その活動によって炭酸ガスが発生することで、パンが膨らみます。ふっくらとしたパンを作るために、ドライイーストはパン作りにおいて欠かせない存在です。

パン生地を作るときは、強力粉に水を混ぜます。水の量は多くても少なくてもいけません。水を足す量で生地の質も変化するため、適切な量を守って入れるように気を付けましょう。

パンの基本の作り方

パンを作るときは、具体的にどのような手順で進めればよいのでしょうか。パン作りにおいては、その手順がとても重要です。おいしいパンを作るためにも、正しい順番と手法でパン作りをおこなうようにしましょう。

材料を混ぜてこねる

パン作りを始めるときは、まず材料を混ぜるところからスタートします。用意した適量の材料を混ぜ合わせていきましょう。全体が混ざってきたら、ボウルのなかで生地をこねます。生地をこねていくと強力粉に含まれるたんぱく質であるグルテンが形成されていきます。このグルテンがパン全体を包み込むような役割を果たすことで、イーストによって出てくる炭酸ガスを逃さずにふっくらとした生地を作り出します。ボウルで生地がまとまったら、今度はこね台に生地をうつしてこねていきます。パン生地を薄く伸ばしても切れない状態になったらOKです。

一次発酵

こねた生地を丸め、再びボウルのなかに戻します。乾燥しないように、ラップなどを掛けておきましょう。そして、生地を30~35度に保つようにして発酵を促します。ぬるま湯を張ったひとまわり大きいボウルに入れると簡単です。オーブンレンジに発酵機能がついているなら、それを利用しても構いません。一次発酵にかかる時間は、イーストの量によって異なります。発酵が進むと、1時間ほどでパンの生地は2倍くらいに膨らみます。発酵が進んだら、フィンガーチェックをおこなって様子を見ましょう。強力粉を指につけて、生地の中央に指を入れます。指を離したあと、穴がそのまま残っているようであれば、十分発酵した証拠となります。反対に、すぐに生地が戻ってくるようならもう少し発酵の時間をとったほうがよいでしょう。

ベンチタイム

ベンチタイムとは、膨らんだ生地のガスを抜いて休ませることです。ここでガスを抜くことで、二次発酵のときにもう一度パンが膨らみやすくなります。生地をまんべんなくおさえてガスを抜いたら、再び生地を丸めて置いておきます。生地を置く時間は15分程度で構いません。

成形

ベンチタイムが終わったら、生地の成形に入ります。パンの種類に合った形に整えていきましょう。ただし、ここまでの工程を終えた生地はとてもデリケートな状態になっています。そのため、生地にはあまり触り過ぎないようにし、優しく扱うようにしましょう。

二次発酵

生地を成形したら、オーブンに並べます。ここで二次発酵を指せますが、二次発酵すると生地はさらに2倍の大きさに膨らむので、生地と生地の間隔は少し広めにとっておいたほうがよいです。二次発酵も30~35度程度が適温とされています。

焼成

生地の二次発酵が済んだら、焼成をおこないます。パンの種類に合わせてオーブンの予熱をおこない、パンを焼き上げます。ときどきオーブンの様子をチェックして、焦げてしまいそうなときはアルミホイルをかぶせるとよいでしょう。

焼き上がり

パンが焼きあがったら、ケーキクーラーなどの上に置いて粗熱をとります。保存やラッピングするときは、完全に冷めた後で袋に入れるようにしてください。

パン作りの基本的な工程は意外と簡単!

パン作りの基本的な工程は意外と簡単!

パン作りは素人には難しいというイメージがありますが、実際には手順をしっかりと守れば誰でもおいしいパンを焼き上げることが可能です。最初のうちは発酵させる工程は加減が少し分かりづらいかもしれませんが、フィンガーチェックなどで目安をつかむことができます。何度が実際にパンを焼いていくと、ちょうどいい加減が分かるようになっていくでしょう。パンにはたくさんの種類があるので、好みに合わせてさまざまな種類のパンを作ることができます。普段お店で購入しているパンを自宅で簡単に作ることができれば、とてもうれしいですよね。自宅でパンを作ればいつでも焼き立てのパンを食べられるので、とてもおすすめです。

もちろん、パンを作るためにはさまざまな工程があるので、時間がかかります。様子を見ながら進める必要があるため、時間がとれない人にとっては難しいかもしれません。とはいえ、最近では自宅でパン作りを楽しんでいる人もたくさんいます。趣味としてパン作りをおこなえば、家族や友人においしいパンをふるまうことができるでしょう。食事やおやつとしても楽しめるので一石二鳥だといえそうです。この機会に自宅でおいしいパン作りを始めてみてはいかがでしょうか。

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