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食育の必要性と食について知っておくべきこと

 

「食育」は、すべての人にとって非常に大切なものです。食は、人間が生きていくためには無くてはならないものです。そのため、食育をとおして食について考えることは、人生においてより豊かな心身を育むことにも繋がります。とはいえ、忙しい現代に生きる人々は食をないがしろにしがちで、健康に関するさまざまな問題を抱えているのが現実です。

このような状況は、決して見過ごすことはできません。そこで今回は、食育の必要性を改めて確認し、食に対する問題について説明します。

食育の必要性

食育の必要性と食について知っておくべきこと

 

食育とは、人間にとってとても重要な考え方です。食生活が乱れがちな現代では、大人も子どもも食育について真剣に取り組む必要があります。

食育はすべての人にとって必要なもの

食育は、決して子どもだけのためにあるわけではありません。子どもに対して食育が熱心に行われている理由は、子どものころの食習慣が大人になってからの食に対する考え方にも大きく影響するからです。現実には、乱れた食生活が慢性化している大人がたくさんいます。いまの子どもたちがそうならないように食育に力入れることも大切ですが、それと合わせて大人も自分の食生活について見直すことが大切です。食べることは、生きるために必要不可欠な行為ですから、食育は子どもだけでなく、大人にとっても重要な考え方であると言えます。

食育とは「当たり前の食事」を継続すること

「食育」と聞くと、具体的に何をしたらいいのかわからないという人も多いかもしれません。しかし、食育は何か特別なことではありません。食育の目的は、身体の健康にたくさんの栄養素が必要であることを理解し、食べ物に関してさまざまな興味を持つことです。栄養のバランスがとれた食事を用意し、マナーを守りながら家族や仲間と一緒にそれを食べ、「おいしい」と共感し合うことそのものが食育です。これは一見当たり前な食風景のようにも思えますが、忙しい現代社会では、このような当たり前の習慣がなくなっている人が非常に多くなっています。わたしたちは、普段の生活のなかで意識的にこのような食事を心がけ、それを継続する必要があります。

「こ食」の傾向と影響

食に関する問題としては、さまざまな「こ食」があります。これは、多くの人が日常生活のなかで知らず知らずのうちに引き起こしていることばかりです。

孤食

「孤食」とは、食事を1人で食べることです。核家族化が進み、共働きの家庭が多くなった結果、家族全員が揃って食事をする機会が減りました。そのため、大人も子どもも1人で食事をすることが増えています。1人での食事となると、「簡単なもので済ませよう」という考えになりやすく、インスタント食品を選んだり、外食が多くなったりしてしまいます。インスタント食品には食品添加物が多く含まれている傾向がありますし、外食では味付けが濃いことが多いです。しかも、両方とも野菜が不足しやすいという難点があります。そうなると、当然身体にも不調が生じやすくなります。ただでさえ1人で食事をとることが多いと、好きな食べ物だけを選んでしまいがちになり、栄養バランスが崩れやすくなります。孤食は好き嫌いを増やしたり、栄養バランスが偏ったりする原因となります。

また、とくに子どもの場合は、家族や仲間との食事を通じてコミュニケーションを学びますが、孤食をする子どもはその機会も損失することになります。その結果、社会性や協調性がなく、引きこもりやすい子どもになってしまうとも言われています。

個食

「個食」とは、みんなで集まって食事をするときでも、各自が自分の好きなものをそれぞれ食べることです。孤食同様、好き嫌いを増やしたり、栄養バランスが偏ったりする原因となります。

また、個食では食事の際に他人と顔を合わせはしますが、同じ料理について意見を交わすことができません。人間の発育における個食は、他人の意見を聞かず、わがままな性格の子どもにさせる原因になるとも言われています。

固食

「固食」とは、固定のメニューのみを好んでそればかりを食べることです。固食は栄養が偏りやすく、肥満や生活習慣病の要因となります。固食を続けていると、キレやすい性格になると言われています。

粉食

「粉食」は、粉を使った主食ばかり食べることです。とくにパンやパスタは、一緒に食べるおかずのカロリーが高い傾向にあるため、好んでそればかり食べていると肥満の原因となります。また、粉ものの主食は米や玄米に比べて柔らかいため、噛む力がそれほど必要ありません。そのため、噛むためのあごの力が弱くなってしまう原因になります。

小食

「小食」は、食べる量が極端に少ないことです。食事は、人間の身体を作る材料や、身体を動かすためのエネルギーとなります。そのため、食べる量が少ないと身体が痩せてしまいますし、十分に発育できない可能性もあります。また、身体に必要な栄養が足りない状態が続くと、脳の機能が低下したり、無気力状態になったりします。

濃食

「濃食」は、味の濃いものばかりを好んで食べることです。濃い味付けのものばかり食べていると、味覚が麻痺して本来の味が分からなくなってしまうこともあります。とくに、子どものうちから味が濃いものばかりを摂取していると、大人になるにつれてより味の濃いものを好むようになる傾向があります。味付けが濃いということは、塩分や糖分が多く含まれているということであり、それをとり過ぎる状態が長く続くと、生活習慣病の原因となります。

栄養バランスの重要性

食について考えるうえでもっとも重要なのは、栄養バランスです。大人も子どもも、栄養バランスが整った食事をとらなければ、健康的な生活を維持することはできません。

子どもの生活習慣病の増加

生活習慣病は、食生活の乱れやそれによる肥満が原因となって発症する病気のことで、糖尿病、心筋梗塞、脳梗塞などがこれに当たります。生活習慣病は、決して大人だけがなる病気ではありません。子どもでも偏った食生活や極端なカロリーの取り過ぎによって、生活習慣病を引き起こすケースもあります。そのため、小さいうちから食に関する正しい知識を身に付け、実践することが非常に重要です。健康的な食生活のためには、適度な運動を取り入れることも忘れてはいけません。

正しい食の知識として身に付けるべき、もっとも重要なことは「必要なものを必要な量だけ食べる」ということです。どの栄養がどんな役割を果たすのか理解し、普段の食事を通して学ぶことが大切です。

食事バランスガイドの活用

とはいえ、毎日の生活のなかで、栄養やそのバランスについて意識するのは難しいと感じる人も多いでしょう。そのような場合は、厚生労働省、農林水産省によって作成された「食事バランスガイド」を利用するのがおすすめです。「食事バランスガイド」には食事の組み合わせ方や食べ物の必要な量が示されており、1日に何をどれくらい食べるべきか考える際に役立つツールです。これを見ながら食事を考えることによって、栄養素やカロリーの細かい計算をしなくても栄養のバランスがとれた適量の食事を食べることができるようになります。

食に関する問題を知り、食育を意識しよう

食に関する問題を知り、食育を意識しよう

 

忙しい現代に生きる人々は、食に関してさまざまな問題を抱えています。これを解決するには、それぞれが自分自身の食生活と向き合い、改善する努力をすることが必要不可欠です。食の問題は、ちょっとした毎日の習慣を変えるだけで大幅な改善が期待できることも多いです。長い時間をかけて身に付けた習慣を変えるのは簡単なことではありませんが、食育の重要性を意識することで少しずつ改善していきましょう。

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