薬膳を作ろう!使われやすい食材とは?

 

薬膳は、食べることで体質を改善することができる食事のことです。古くからその考え方に基づいた食事が作られてきました。そのため、普通の食事以上に、それぞれの食材の栄養や組み合わせについて考える必要があります。とくに、効果をしっかりと発揮させるためには、食材の働きについてきちんと理解していなければなりません。

では、薬膳には、具体的にはどのような食材を使用することが多いのでしょうか。今回は、薬膳に使われやすい食材について、例をあげながら紹介します。

薬膳に使われる食材

薬膳を作ろう!使われやすい食材とは?

 

薬膳にはどういった食材が使用されるのでしょうか。まずは、薬膳に使用される食材についての考え方について確認しましょう。

季節に応じた食材や「中薬」などを用いる

薬膳は季節に応じた食材とともに、「中薬」となるものを用いて作るのが基本です。生薬には「上薬」「中薬」「下薬」の3種類があります。上薬は及ぼす作用が比較的弱く、副作用も少ないです。反対に、下薬は体の異常を治すための作用が強いですが、副作用も多いのが特徴となっています。そして、中薬は、上薬と下薬のちょうど中間にあたる作用をもっています。穏やかに体の不調を治す効果をもっており、少量を毎日摂取してもよいとされています。適度な作用をもつ中薬を活用することで、薬膳を食べ続けることで毎日少しずつ体の調子を整えていくことが可能なのです。

さまざまな食材を使う

薬膳では、中薬とともにさまざまな食材を使用します。乾物、野菜、果物、魚、肉などいろいろな食べ物を組み合わせることがポイントです。それぞれの食材は、どれも体に必要な栄養素を含んでいるのでバランスを考えて摂取しましょう。薬膳では食材どうしで働きを補完し合うことで、健康的な食事を実現します。そのため、体を冷やすなど一見よくないと思われる作用がある食材であっても、ほかの食材と組み合わせることで食べることができるようになります。

薬膳で使われやすい乾物の食材

薬膳では、乾物の食材もよく使用されています。普段、洋食などを作ることが多いとなかなか使用する機会はないかもしれませんね。乾物は薬膳において必須ともいえる食材なので、ぜひ積極的に活用してみてください。

胃腸の調子を整える「ナツメ」

ナツメは、胃腸の調子を整える効果をもっています。食欲がないときでも、ナツメを加えた薬膳を食べることで箸が進むようになるでしょう。精神的な不安を和らげる効果もあり、気持ちを元気にしてくれます。単なる気分の浮き沈みだけでなく、更年期のイライラなどを感じている人にも効果が出やすい食材です。

労回復や便秘を改善する「クルミ」

クルミは、老化を予防する効果が期待できます。免疫力を高めて、体を元気にしてくれます。腰の痛みや耳鳴り、肌の衰えなど、具体的な老化の現象に対しても効果を発揮します。また、便秘や咳などにも効くとされています。

血中のコレステロールを排出させる「黒ゴマ」

黒ゴマもまた老化に対して効果を発揮する食材です。耳鳴りやめまい、乾燥などさまざまな症状に対して効き目があります。アンチエイジングに適した食材として注目されているので、黒ゴマは積極的に摂取することをおすすめします。さまざまなおかずのアクセントとして活躍させることが可能です。

胃腸の働きをよくする「シナモン」

シナモンは、体を内側から温めるのに役立つ食材です。スパイスとしていろいろな食べ物に活用されています。冷えが原因となっている腹痛を改善する効果が期待できるでしょう。

疲労を回復する「クコノミ」

クコノミは薬膳ではよく使用される赤い実です。滋養強壮の効果が高く、全身の疲労を回復する効果があるとされています。目のトラブルにも効くといわれており、眼精疲労や視力低下にも効く食材です。

薬膳で使われやすい野菜や果物

薬膳では野菜や果物も多く使用されています。野菜や果物には体の調子を整える成分が多く含まれているので、薬膳としても高い効果を発揮することが期待できるでしょう。その中でもとくに効果が高くて使いやすいものについて紹介します。

腸内環境を整える「ゴボウ」

ゴボウは食物繊維が豊富です。食物繊維には水溶性と不溶性の2種類がありますが、ゴボウはその両方をバランスよく備えているという特徴があります。そのため、腸内環境を整える力が高いといえます。便秘を解消するだけでなく、吹き出物や動脈硬化などを防ぐ効果も期待できるでしょう。

眼精疲労や食欲不振の「ニンジン」

ニンジンもまた胃腸の健康を助ける食べ物です。食欲不振を解消し、下痢や便秘の症状を改善する効果が期待できます。また、目のトラブルに対しても大きな効果を発揮します。視力低下や目の乾燥など、多くの人が悩まされやすい症状を緩和することが可能です。さらに、粘膜を丈夫にするという効果もあるため、のどの調子を整えたいという場面でも有効でしょう。

体にうるおいを与える「レンコン」

レンコンは、体全体をうるおす効果があるといわれています。体の粘膜もしっかりと水分を蓄えられるように改善していくので、全身を活性化することができます。具体的には、のどの痛みや咳を改善したり食欲不振を解消したりする効果が期待できます。さらに、鼻血が出やすい人は、それを改善する効果も得られるでしょう。

胃腸の働きを整える「カボチャ」

カボチャは体を温めるはたらきをします。夏にとれる野菜は体を冷やすことが多いですが、カボチャはその例外です。夏は冷たいものを食べ過ぎて体が冷えやすくなるので、カボチャは積極的に食べたい食べ物だといえます。消化吸収を促して、体を元気にしてくれる効果を発揮します。夏バテや疲労感が気になるときは、カボチャを食べることで体を元気にすることが可能です。

血行を促して貧血を解消する「ホウレンソウ」

ホウレンソウは鉄分が豊富なので、貧血を解消する効果が高いです。全身の血行をよくするため、顔色が悪い人や乾燥肌に困っている人にもよい効果を発揮してくれるでしょう。また、便秘を改善する効果もあるといわれています。

ショウガはスーパーで手に入る中薬

薬膳を作るなら、食材のほかに中薬も用意しなければなりません。とはいえ、スーパーでも中薬となるものを手に入れることが可能です。それは、「ショウガ」。ショウガは、たとえば乾燥させるという一手間を加えることで中薬になります。食材と組み合わせることで、おいしく健康によい効果を得られるようにしましょう。

薬膳の食材としてはいろいろなものを使用する

薬膳の食材としてはいろいろなものを使用する

 

薬膳にはいろいろな食材を使用することができます。基本的には、今回紹介した以外にも、どのような食材を使用しても問題はありません。薬膳では全ての食材に何かしらの効果があると考えられています。そのため、使ってはいけないものという制限はないのです。しっかりとした薬膳の効果を狙うなら、組み合わせ方が重要です。体を冷やしやすいものを食べるときは、体をしっかり温められるものと一緒に食べるようにするのが基本だと考えましょう。家庭で使いやすい中薬であるショウガは、体を温める効果も高いので積極的に利用してみてください。薬膳は健康を目指すためのものですが、おいしさも重視します。食材どうしがおいしさを引き出し合い、効果を補い合うような組み合わせを考えて、体をよくしていけるような食事を心掛けましょう。

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