心理カウンセラーに向いている人の特徴と性格について解説 | 資格取得の通信講座・通信教育SARAスクール
現在位置
通信教育・通信講座SARAトップ > 心理学・カウンセラーの資格取得講座一覧 > 心理カウンセラー資格・メンタル心理資格取得講座 > 心理カウンセラーに向いている人の特徴と性格について解説

心理カウンセラーに向いている人の特徴と性格について解説

心理カウンセラーは、悩んでいる人を助けたり、サポートしたりすることができる、やりがいの大きな仕事です。心理学に興味を持ち、カウンセラーを目指している人も少なくありません。では、心理カウンセラーに向いているのは、どのような人なのでしょうか。本気で心理カウンセラーを目指すなら、その適性についても知っておきたいところです。
ここでは、心理カウンセラーに向いている人の特徴と性格について紹介します。心理カウンセラーの仕事に興味がある人は、ぜひ参考にしてみてください。

心理カウンセラーに向いている人の適正

心理カウンセラーになるためには、どのような適性があるのでしょうか。心理カウンセラーに必要とされる素質には、下記のようなものが挙げられます。

他者に関心を示し、気持ちに寄り添える人

カウンセリングでは相手に関心を持ち、言葉だけではなく表情や仕草なども含めて「話をきちんと聞いている」と示す必要があります。普段から、人はどういうときにどのような気持ちになるのかを考えることができる人なら、相談者から安心して話をしてもらえるでしょう。

物事を論理的に考えられる人

物事を論理的に考えられる人は、心理カウンセラーとしての適性があるといえるでしょう。悩みを抱えている人は、自分の感情に流されてしまい、正しい判断ができなくなるケースがあります。そのような状況を打破するためにも、心理カウンセラーは論理的な思考で問題を整理する必要があるためです。

口が固く秘密を守れる人

心理カウンセラーは口が固く、秘密を守れる人でなければいけません。カウンセリングで相談者が話す内容は、普段は人に言えないようなデリケートな悩みがほとんどです。心理カウンセラーが、相談された内容を周囲に漏らしていては、誰からも信頼されなくなってしまいます。

視野が広く向上心のある人

心理カウンセラーは、小さな枠組みにとらわれずに広い視野を持ち、向上心のある人に向いている仕事といえます。物事に対する考え方は人それぞれ異なり、相談者が抱える悩みは複雑であるケースも少なくありません。そのため、相談者の悩みや問題を解決へと導くためにも、心理カウンセラーは常に研鑽を続ける必要があるのです。

心理カウンセラーに求められるスキル

心理カウンセラーに求められるスキル

心理カウンセラーに必要なのは、適性や専門知識だけではありません。続いては、心理カウンセラーに求められるスキルについて解説します。

相手を安心させることができるコミュニケーション能力

コミュニケーション能力は、心理カウンセラーにとって必須のスキルです。カウンセリングで重要なのは、相談者の話を聞くことです。そして、対話を通して相談者の悩みや不安を解きほぐす必要があります。
さらに、相談内容によっては、企業や学校、行政機関などの第三者と連携していくなど、コミュニケーションを必要とするシーンは多くあります。

相手の様子から状況を読み解く観察力

心理カウンセラーには、客観的な立場から問題の原因を探り、相談者にどのようなサポートが適しているのかを見極める力が求められます。相談者の話の内容だけですべてを判断せず、相手の様子や周囲からの聞き取りによって状況を読み解く観察力が必要です。

相手が話すまで待つことができる根気強さ

カウンセリングに訪れるのは、心にストレスや悩みを抱えた人たちが多く、悩みを打ち明けるまでに時間がかかったり、言葉に詰まってしまったりすることも少なくありません。そのようなときでも、相手が話してくれるまで待つことができる根気強さが求められます。

適切なアドバイスを行うための専門知識

心理カウンセラーには、心理学とカウンセリングに関する専門知識が必要です。これらを持ち合わせていない状態でカウンセリングを行っても、適切なアドバイスをするどころか、かえって状況を悪化させることにもなりかねません。しっかりと基礎を学んだ上で、実践を通して専門知識を確実に自分のものにしておく必要があります。

心理カウンセラーに不向きな人とは?

次のような性格の人は、心理カウンセラーには不向きだといわれています。思い当たる点がある場合は、改善を心掛けるようにしましょう。

人の話を聞くことが好きではない人

「人の話を聞くのが苦手」「聞くよりも自分が話したい」という人は、心理カウンセラーには不向きなタイプといえます。カウンセリングは、相談者を傷付けることなく、じっくりと話を聞く必要があるからです。

自分の価値観を主張しがちな人

カウンセリングでやってはいけないことのひとつが、価値観の押し付けです。カウンセラーの意見を主張しすぎると、不安を抱えた相談者がさらに傷付いたり自信を失ったりしてしまいます。心理カウンセラーには、先入観や私情に惑わされず、相手に寄り添う姿勢が求められます。

メンタル的に不安定になりやすい人

メンタル的に不安定だと相談者の悩みや苦しみに共感しすぎて、カウンセラー自身がつらい気持ちになってしまうことがあります。悩みを聞いて相談者と同じように落ち込んでいては、冷静な判断ができません。そのような事態を避けるためにも、気持ちのメリハリをつけることを意識すべきでしょう。

心理カウンセラーを目指すなら普段の行動から意識してみよう

心理カウンセラーを目指す人は、自分自身の特徴や性格について認識しておくことが大切です。心理カウンセラーとして人々の悩みに寄り添っていける存在となるには、他人に意見を押し付けていないか、論理的に状況を考えられているかなど、普段からの自分の行動を確認してみましょう。
そういったポイントをクリアできていれば、心理カウンセラーとして活躍できる可能性は高いといえるでしょう。

心理カウンセラー資格・メンタル心理資格に関する記事一覧