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メンタルが強い人の特徴7選|強化のコツやおすすめ資格も紹介

人生には楽しいことばかりではなく、嫌なことやうまくいかないことも起こります。プレッシャーのかかる場面や、つらくても立ち向かわなければならない状況になったとき、「メンタルを強くしたい」と思った経験のある人も多いはずです。では、メンタルが強い人と弱い人の差は、いったいどこにあるのでしょうか。
ここでは、メンタルが強い人の特徴と、メンタルを鍛える方法などについてご紹介します。

心理カウンセラーコラム36_01

ストレスに負けない!メンタルが強い人の特徴7選

ストレス社会と呼ばれる現代を生き抜くため欠かせない「メンタルの強さ」。
メンタルが強い人には、次のような特徴がみられます。
・自分の価値観を明確に持っている
・自分と他者を割り切って考えられる
・気持ちを素早く切り替えられる
・物事をポジティブに捉えられる
・自分を深く理解している
・チャレンジ精神を持っている
・適度に人に頼れる
それぞれ詳しくみていきましょう。

自分の価値観を明確に持っている

メンタルが強い人は、「こうありたい」「こうしたい」という自分の価値観・判断軸を持っています。
そのため、他人の意見に振り回されることがなく、常に精神的に安定しています。
また、価値観を明確に持っている人は、自分の意見をまっすぐ相手に伝えられるため、人間関係のストレスが少ないのも特徴です。
自分の意見を伝える経験を重ねることは、メンタルをより強く育てることにもつながります。

自分と他者を割り切って考えられる

メンタルが強い人は、自分と他者を切り離して考えられます。
自分は唯一無二の存在で、ほかの誰かと比較する必要はないと認識しているため、劣等感に苛まれたり嫉妬したりすることもありません。
また、好き嫌いや相性があるのは当然と考えるため、相手の顔色をうかがったりまわりの意見に過剰に反応したりすることも少なく、適度な距離間で良好な人間関係を築くのが得意です。

気持ちを素早く切り替えられる

メンタルが強く精神的に安定している人は、気持ちの切り替えが上手です。
嫌なことにも、自分の価値観を曲げることなく対処しながら、気持ちを前向きに切り換え、自己成長につなげられます。
気持ちの切り替えには、「趣味に没頭する」「体を動かす」「友人に話を聞いてもらう」などの方法があります。
マイナスな気持ちを払しょくできる自分に合ったストレス発散法を把握できていることも、メンタルが強い人の特徴といえるでしょう。

物事をポジティブに捉えられる

メンタルが強い人には、ポジティブシンキングが染みついています。
失敗や困難といったマイナスな出来事を、「失敗は成長の糧」「困難は乗り越えられるものにしか与えられない」とプラスに考えられるため、落ち込むことが少なく、常に精神的余裕があります。
また、前向きさに加え「なんとかなるだろう」と楽観的に捉えられるある種の鈍感さも、メンタルの強さにつながっているといえるでしょう。

自分を深く理解している

自己理解の深さは、メンタルの強さと直結しています。
自分の本質を深く理解している人は、自分の強みはもちろん、苦手なもの・こと・人などの弱みも的確に把握しています。
そのため、自分にとってストレスになる出来事を避けたり、ストレスによって不調が起こった際にうまく気持ちを切り替えたりしながら、その時々に合った対処法を用いて強いメンタルを維持できるのです。

チャレンジ精神を持っている

メンタルが強い人には、チャレンジ精神旺盛な努力家が多い傾向にあります。
逆にいえば、失敗を恐れず常に挑戦し続けることが、強い精神力を生み出しているともいえるでしょう。
失敗や成功といった結果にかかわらず、「自分にとって経験のないこと・困難なことに挑戦した」という事実は、大きな自信になります。
経験から得られた自信によって、自分の存在や価値を素直に受け止められる自己肯定感が生まれるため、結果的にメンタルが強い人の条件も整えられていきます。

適度に人に頼れる

メンタルの強さは、誰にも頼らず困難をひとりで乗り越えようとする責任感の強さと、必ずしもイコールではありません。
実は、メンタルが強い人ほど、素直に人に頼ることを得意としています。
逆に、悩みを打ち明けたり人に相談したりするのが苦手な人は、ストレスを溜め込むことでメンタルが不安定になりがちです。
強いメンタルを維持するのに重要なのは、困難を自分の力で乗り越えようとする力ではなく、まわりの人を頼ったりうまくストレスを発散したりしながら、自分の心を上手にコントロールする力であるといえるでしょう。

【NG】メンタルが強い人が絶対にやらないこと

メンタルが強い人を目指すなら、メンタルが強い人が避けている行動や考え方も理解しておくとよいでしょう。
心理療法士と臨床ソーシャルワーカーの資格を持つエイミー・モーリン氏の著書『メンタルが強い人がやめた13の習慣』では、メンタルが強い人がやめた習慣として、次の13の項目が紹介されています。
1. 「自分を哀れむ習慣」をやめる
2. 「自分の力を手放す習慣」をやめる
3. 「現状維持の習慣」をやめる
4. 「どうにもならないことで悩む習慣」をやめる
5. 「みんなにいい顔をする習慣」をやめる
6. 「リスクを取らない習慣」をやめる
7. 「過去を引きずる習慣」をやめる
8. 「同じ過ちを繰り返す習慣」をやめる
9. 「人の成功に嫉妬する習慣」をやめる
10. 「一度の失敗でくじける習慣」をやめる
11. 「孤独を恐れる習慣」をやめる
12. 「自分は特別だと思う習慣」をやめる
13. 「すぐに結果を求める習慣」をやめる
たとえば、1の「自分への哀れみ」や9の「人の成功に対する嫉妬」は、自分と他者を比較しがちな人が抱きやすい感情です。
また、4の「現状維持」や10の「一度の失敗による挫折」は、チャレンジ精神のなさや気持ちの切り替えの鈍さといい換えられます。
つまり、本書で挙げられている習慣を意識的に避けることは、安定した強いメンタルを手に入れるのに有効といえます。

メンタルを強くする方法とは?

メンタルが強い人になるには?今すぐ取り組める5つの習慣

メンタルの強さには、少なからず遺伝的要素が関わっているとされていますが、以下のような方法で後天的に手に入れることも可能です。
・規則正しい生活を送る
・自分の気持ちを言語化する
・ポジティブな言葉で自己肯定感を高める
・こまめにストレスを発散する
・メンタル強化やストレス対処法について学ぶ
ここでは、メンタルが強い人になるために日常に取り入れたい5つの習慣について解説します。

規則正しい生活を送る

「健康な精神は健康な肉体に宿る」という言葉があるように、精神面を安定させるためには、健康的な生活が欠かせません。
・バランスのとれた食事
・十分な睡眠
・適度な運動
これらを意識した規則正しい生活を送ることで、安定したメンタルを手に入れやすくなるでしょう。
さらに、近年の研究では、メンタルと姿勢の深い関係性も明らかになっています。
通勤時に姿勢や歩き方を意識したり、仕事の合間に伸びをしたりするなど、姿勢が悪く伏し目がちの時間が続かないよう工夫することも大切です。

自分の気持ちを言語化する

ネガティブな思いを自分の内に溜めこむことは、メンタルの不調につながります。
自分への理解を深めたり、漠然とした不安や悩みなどのストレスの原因を取り除いたりするためにも、自分の気持ちを言語化する時間を設けるのがおすすめです。
気持ちを言語化する方法の一つとして「ジャーナリング」が挙げられます。
ジャーナリングとは、頭に思い浮かんだことをそのまま紙に書き出し自己理解を深める瞑想の一種で、「書く瞑想」とも呼ばれています。
・楽しかったこと
・おもしろかったこと
・怒りを感じたこと
・悲しかったこと
感情が動いたこれらの出来事を含め、思いついたことをそのまま文字に表す作業は、自分を見つめ直したり、他人の意見に流される自身に気づいたりするきっかけにもなるでしょう。

ポジティブな言葉で自己肯定感を高める

ジャーナリングなどを利用して言語化した自分の気持ちの中には、当然ネガティブな要素も含まれているはずです。
言語化する作業で、自分にとって嫌なことや苦手なこと、ストレスになっていることを把握できたら、次のステップ「ポジティブな言葉へのいい換え」に進みましょう。
ポジティブな言葉には、自己肯定感を上げる効果があります。
・「仕事が思うように進まなかった」→「ここまでは着実に進められた」
・「会話が弾まなかった」→「ひと言挨拶を交わせた」
・「今日も失敗した」→「次は同じ失敗をしなくて済む」
前向きな表現へのいい換えや、ポジティブな言葉での表現を何度も繰り返すうちに、無意識の領域である潜在意識に刷り込まれ、ポジティブシンキングが身につきやすくなります。
日常の会話の中で、「でも~」「~しかできなかった」などの否定的な言葉を意識的に使わないようにするのもおすすめです。

こまめにストレスを発散する

強いメンタルを維持するうえで、ストレスは大敵です。
自分がもっとも開放的になれるもの・ことで、日々のストレスを発散することは、精神面の健康に大きくプラスにはたらきます。
ストレスの発散法は、人それぞれ異なります。
・読書
・映画鑑賞
・音楽鑑賞
・ヨガ・ピラティス
・ウォーキング
自分に合ったストレス発散法が思い浮かばない場合は、先にご紹介した「気持ちの言語化」で自分の内に意識を向けることで、ヒントが見つかるかもしれません。
また、趣味や特技に没頭する以外に、信頼できる人に悩みを相談するのも、ストレスを溜め込まないための有効な方法の一つといえるでしょう。

メンタル強化やストレス対処法について学ぶ

ストレスに負けないメンタルの強さを手に入れるためには、メンタル強化につながる心理学やストレスとの上手な付き合い方、対処法などに関する知識を身につけるのもよいでしょう。
自分が悩みやすい原因や、メンタルを保つための方法、ストレスへの対処法、怒りのしずめ方などを体系的に学ぶことは、自分自身のメンタルコントロールにはもちろん、カウンセリングや悩み相談に関わる業務にも役立ちます。
メンタルに関わる知識やスキルについて学ぶ方法には、書籍や動画での独学、大学や専門学校での学習、通信講座の受講などがあります。
中でも通信講座は、自分のペースでカリキュラムにそって取り組めるため、仕事や家事、育児と並行して学習を進めたい方におすすめです。

体系的にメンタルの強さを学ぶ!おすすめ心理資格4選

メンタルが強い人を目指したい方や、メンタルサポートに関わるカウンセラーなどの仕事に興味のある方には、メンタルヘルスやストレスマネジメントに関する知識やスキルを身につけられる資格の取得もおすすめです。
ここでは、通信講座を受講しながら取得できるおすすめの心理資格を4つご紹介します。

メンタル士心理カウンセラー資格

「メンタル士心理カウンセラー」は、心理学の基礎知識をについて十分に理解し、カウンセラーとして活動できるレベルに至っているとされた方へ認定される資格です。
資格取得をとおして、さまざまなストレスから起こる症状や、メンタルの強さにつながるストレス状態から回復するための治療法に関する知識やスキルを習得できます。

資格検定試験内容 ・メンタル士心理カウンセラーの基礎知識
・心理的ストレスの主な症状やその原因
・回復するための治療法 など
受験資格 特になし
受験料 1万円(税込)
受験申請 インターネットからの申し込み
受験方法 在宅受験・期日までに解答用紙を提出
合格基準 70%以上の評価
試験日程 2ヶ月に1回のペースで開催(年度により異なる)

ストレスカウンセラー資格

「ストレスカウンセラー」は、心理トレーニングを活用したストレス対処法や、ストレスやその原因に対処できるストレスマネジメント能力などの知識を十分に理解した方へ認定される資格です。
学習カリキュラムには、ストレスに関する内容に加えて、メンタルの安定につながる感情とうまく付き合う方法や、怒りをコントロールする手法であるアンガーマネジメントなどに関する知識も含まれています。

資格検定試験内容 ・心理トレーニングの方法
・能力を発揮するエンパワーメントを作り上げる方法
・パフォーマンスを高めるために効果的なメンタルトレーニング など
受験資格 特になし
受験料 1万円(税込)
受験申請 インターネットからの申し込み
受験方法 在宅受験・期日までに解答用紙を提出
合格基準 70%以上の評価
試験日程 2ヶ月に1回のペースで開催(年度により異なる)

アンガーカウンセラー資格

「アンガーカウンセラー」は、アンガーコントロールの基礎知識を有していることを証明する資格です。
アンガーコントロールの歴史や感情のクセ、怒りの本質、怒りと向き合うトレーニングなどに関する学びをとおして、メンタルの不調につながる怒りの感情との付き合い方や対処法を身につけられます。

資格検定試験内容 ・後悔しない怒り方
・怒りを溜め込まない考え方
・怒りを抑えきれない時の対処法 など
受験資格 特になし
受験料 1万円(税込)
受験申請 インターネットからの申し込み
受験方法 在宅受験・期日までに解答用紙を提出
合格基準 70%以上の評価
試験日程 2ヶ月に1回のペースで開催(年度により異なる)

マインドフルネスセラピスト資格

「マインドフルネスセラピスト」は、マインドフルネス瞑想の知識と効果、注意点、さまざまな瞑想方法について十分に理解していることの証明となる資格です。
心を無にして今この瞬間に集中するマインドフルネスの知識やスキルは、自分の価値観への気づきや自己理解につながり、強いメンタルを維持する手助けとなるでしょう。

資格検定試験内容 ・ボディスキャンマインドフルネス瞑想の基本
・数を数えるマインドフルネス瞑想の基本
・マインドフルネス瞑想の腹式呼吸・胸式呼吸の効果 など
受験資格 特になし
受験料 1万円(税込)
受験申請 インターネットからの申し込み
受験方法 在宅受験・期日までに解答用紙を提出
合格基準 70%以上の評価
試験日程 2ヶ月に1回のペースで開催(年度により異なる)

考え方や行動を変えればメンタルは強くなる

メンタルが強い人とは、自分の短所も理解した上で、他人に惑わされないしっかりした価値観を持っているタイプを指します。
「小さなことでくよくよしてしまう」「他人の顔色が気になって自分の意見を言えない」という人は、考え方や行動を変えていくことでメンタルを強くしていくことにつながります。メンタルが強い人の特徴を参考にして、前向きな強い心を手に入れましょう。

まとめ

メンタルの強い人には、「明確な価値観を持っている」「自分を深く理解している」などをはじめとする7つの特徴があります。
強いメンタルを手に入れるためには、これらの特徴の理解とあわせて、規則正しい生活や、自分の内に意識を向けるトレーニング、こまめなストレスの発散、心理学やストレスに関する知識の習得が有効です。
本記事でご紹介したメンタル強化に役立つ知識を身につけられる4つの資格は、「SARAスクールジャパン」または「諒設計アーキテクトラーニング」の通信講座で取得できます。
「メンタルが強い人になりたい」「心理カウンセリングの仕事に興味がある」という方は、自分のペースで無理なく学べる通信講座の受講をとおして、メンタルヘルスやストレスマネジメントに関する知識を深めてみてはいかがでしょうか。

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